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高速な動作を誇るコンパクトなボタン型ランチャ
Rapidランチャー Version 2.42
for Windows ユーティリティ VERSION UP シェアウェア 700円

Rapidランチャー 登録済みのRapidランチャー。ウィンドウ右端のスクロールボタンでグループ切り替えができる 本体を高速に起動することを主眼に置いたコンパクトなボタン型ランチャ。スタートアップから起動したときに時間を食わないよう、メモリ使用量を少なくするなどの工夫が施されている。

アプリケーションやデータファイル、コントロールパネルなど(以下、アプリ)のボタンへの登録は、ランチャへドラッグ&ドロップすることで簡単に行える。登録できるアプリは最大5,000個まで。表示するボタンの数やアイコンサイズなどは任意に設定可能で、ランチャ自体の大きさや表示位置もカスタマイズできる。デフォルトでは右上画面のように1グループあたり10個、アイコンサイズは32ドット。登録アプリはグループ単位で管理され、最大50グループまで登録できるようになっている。

プロパティを開くと、1個のボタンに二つのアプリケーション(またはデータファイル等)を設定できる 1個のボタンにふたつのアプリケーションを設定でき、ボタンクリック1回で2アプリケーションを同時起動させる機能があり(左画面)、WordとExcel、あるいはInternet ExplorerとOutlook Expressを同時に起動させることも可能だ。

そのほか、Windowsの再起動や終了、起動ランキングといった機能も装備されている。

reviewer's EYE 見かけはごく一般的なのボタン型ランチャなのだが、なかなかに奥が深い。とりあえず使うだけなら、よく使うものをドラッグ&ドロップして登録し、ボタンクリックするだけでよい。このとき、アプリケーションの説明(チップヘルプ)を自動的に読み込んで設定してくれる。これは結構便利。登録済みのボタンを他グループに移動するのもコンテキストメニューからすぐに行える。

起動ランキング表示。どのファイルがよく使われているのかひとめでわかる ユニークなのは起動ランキングを集計する機能と同時起動機能。前者はこれによってどのアプリケーションがよく使われているのかを知ることができる(右画面)。この結果からグループを分けたり、あるいはグループ移動を行えば、より使いやすい環境ができるというわけだ。

同時起動機能はさまざまな用途に使える。単にアプリケーションをふたつ起動するだけでなく、アプリケーション+データ、データ+コントロールパネルといった組み合わせも可能だ。ただし、第二アプリケーションの登録にドラッグ&ドロップが使えないため、登録が若干面倒かもしれない。

また、登録済みボタングループ間を移動する場合、もあらかじめ移動先グループを設定しておかなければならないのがやや難点。マウスだけで第二アプリケーションの登録やボタンのグループ間移動などの操作ができるようになると、もっと使い勝手がよくなるだろう。
(藤田 洋史)

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ソフト作者からひとこと
たいていのランチャソフトのユーザは愛用のランチャをスタートアップに登録すると思います。しかし、ランチャのせいでWindowsの起動時間が長くなってしまうのはできる限り防ぎたいことです。「機能は削らずもっと軽いランチャーを!」ということで、「Rapidランチャー」の開発はスタートしました。

開発面では特にボタン情報の管理方法に苦労しました。最大5,000個のボタン情報を管理するわけで、管理方法はいまでも試行錯誤しながら変更を加えています。動作速度を上げようとするとプログラムが複雑になり、バグがあちこちで出てきます。かといって、単純なプログラムにして動作速度を犠牲にするわけにもいきません。このあたりの調整にはとても苦労しています。

「Rapidランチャー」を快適に使うには、ヘルプを読みながら、まず設定の内容を完全に理解してください。これで、かなり自分の望むランチャに近づくと思います。また、「Rapidランチャー」はホイール付きマウスとあわせて使うと非常に使い勝手がよくなります。絶対にお勧めです。

今後のバージョンアップの予定はたくさんありますが、
  • メインウィンドウのボタンの配置を自分で編集できるようにする
  • メインウィンドウに同時にふたつ以上のグループを表示できるようにする
  • さらなる高速化
と、大きな変更予定はこんな感じです。Ver.3.00 までには実装できるでしょう。細かい変更予定はもっとたくさんあります。さらに大きな変更計画も……。
(山崎 章裕)

※ この記事は、'99年2月18日に公開されました。


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