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ブロードバンド応援団

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特集
基礎知識から導入まで
「ブロードバンド&ADSL」


「常時接続対応ソフト」を使う
  • ブロードバンドで変わるパソコンの使い方
  • ブロードバンド接続における注意点
  • 侵入を防ぐ壁「ファイアウォール」
  • ファイアウォール&プロキシソフト
  • ダウンロードには欠かせない「ウイルススキャン」
  • ウイルススキャンソフト
  • 「メッセージング」も大きく変わる
  • メール転送ソフトとメッセンジャーソフト
  • ブロードバンドで変わるパソコンの使い方

    ブロードバンド接続のメリットは「常時接続」「定額料金」「高速なデータ転送」の3点にある──これは、他のページでも述べてきた通りだ。これらはいずれも、従来のダイヤルアップ接続とは異なる大きな特徴といえるが、接続形態が変われば、インターネットの使い方も自ずと変化してくる。

    例えばダイヤルアップ接続の場合、接続している時間によって支払わなければならない金額が変わる「従量制」のため、多くの人はできるだけ接続時間を短くするよう工夫しているし、その工夫を手助けするようなソフトも多数用意されている。常時接続されているわけではないダイヤルアップ接続では、自動的にダイヤルアップしたり切断したりする機能を持つソフトも多い。典型的なのはメールソフトやホームページ巡回ソフトで、メールの確認をする場合に自動でダイヤルアップ/切断する機能を持つソフトは多いし、ホームページの巡回ソフトにより、例えばテレホーダイ時間などにデータを一括ダウンロードすることで、接続料金、データ転送速度などの欠点を補うことができる。

    常時接続かつ定額であるブロードバンド接続では、これらの使い方が大きく変わることはすぐにわかるだろう。ブロードバンド接続では、メールの確認やWebページの閲覧に先立ってダイヤルアップを行う必要はないし、データ転送は高速になるため、(相手のサイトが遅い場合を除けば)一括してデータをダウンロードしておかなくても、ページの表示で待たされることは少ない。むしろ必要に応じてページを読み出すようにした方が、サイトの更新にすぐに対応できるため便利だ。

    上に述べたのは、ブロードバンド環境になることでの数ある変化の一部の例に過ぎないが、これだけでも「ダイヤルアップの接続/切断ソフト」「アクセス時間から料金を計算するソフト」「サイトのデータをオフラインでダウンロードしておくソフト」などの必要性が薄れてくるのがわかる。つまり、接続形態が変化することでパソコンの使い方は変化するし、その結果、パソコン上で使われるソフトも変化してくる、ということだ。

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