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タイル画像を簡単に作成できるツール
タイルメーカー Version 1.0.0J
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![]() 分割された左右のエリアの左側に元画像をが表示され、タイル化された画像が右側にプレビュー表示される(標準時)。とりあえず元画像の上にある赤いエリアをぐりぐりとドラッグすれば、雰囲気はすぐにつかめるだろう。 ![]() ほとんどの操作はマウスのみで行えるため、さほど難しいツールという印象はない。また、ウィンドウ内のボタンを中心としたインタフェースも、クロスプラットフォーム上での共通の操作性を持たせるという面で評価できるだろう(もっともWindows版は現在開発中ということなので、Windowsユーザの方はしばらく待ってもらいたい)。欲をいえば、パラメータや印刷/ファイル出力時の数値入力の対象エリアを[tab]キーで順に飛ばすことができれば、さらに操作性が上がることだろう。 ホームページ制作やCG作成といった用途以外にも、電子万華鏡として「観て楽しむ」ためのソフトとしても使えることだろう。 何しろ同じ元画像、同じパターンを用いても、切り取る場所を少し変えるだけで、作成されるパターンは大きく変わるのだ。これは、皆さんが実際に「タイルメーカー」でいろいろと試してほしい。画像だけでなく、文字を使って幾何学的なパターンを作成するのが筆者のお気に入りパターンだ。
(宮原 公文)
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ソフト作者からひとこと
ソフトを開発しようと思った動機、背景 : 作者の市川衛はインタラクティブアートをやっていて、ユーザのアクションやMIDIにリアルタイムに 反応する視角装置を開発・製作してきました。数年前に実写の万華鏡を見たときに、すぐさまこれをコンピュータでリアルタイムに生成できないかと考えましたが、リアルタイムの画像処理が難しく断念していました。しかし、最近のQuickTimeの技術をうまく利用すればこれが実現できそうだということがわかり、インタラクティブアートの表現技術として開発を始めました。「タイルメーカー」はこれを商品化したものですが、商業行為のための商品という意味だけでなく、インタラクティブアートの表現の一形態という位置付けがあります。 開発中に苦労した点 : コンピュータの万華鏡のパターンはいろいろ考えられるので、どのようなパターンがあり得るのかということを研究して、それを実際の仕様にまとめるのに苦労しました。最終的に21種の基本パターンに落ち着きましたが、これにバリエーションを加えると536種類にもなってしまい、実際にコーディングするのにも時間がかかってしまいました。 ユーザにお勧めする使い方 : まずは、いろいろな画像を読み込んでみて、インタラクティブな電子万華鏡として楽しむことをお勧めします。いろいろな発見や体験ができると思います。このような楽しみ方では、体験型のエデュテイメントソフトとして楽しめます。うまく使えばVJ(Visual/Video Jockey)などにも利用できるでしょう。 実用的な用途では、ホームページのバックグラウンド画像や、CGのテクスチャ画像の作成を、身近な画像素材から容易に、しかもさまざまなバリエーションで製作できます。イメージを印刷すれば、手作りのペーパー素材として、折り紙やランチョンマットを作ったりすることもできるでしょう。また、テキスタイルのデザインツールや、グラフィックスのイメージを練るためのアイデアツールとしても利用できます。 今後のバージョンアップ予定 : これから付け加える機能としては、
((有)インターアート)
※ この記事は、'99年2月11日に公開されました。
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