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スライドショウも作れる統合画像管理ソフト
ART Image Master Version 3.0
for Windows 画像&サウンド NEW シェアウェア 4,500円

ART Image Master アルバムの作成はドラッグ&ドロップで可能 基本的には「画像レタッチ機能を備えたエクスプローラライクなユーザインタフェースを持つアルバム作成ソフト」。ただし、付帯する機能が非常に多く、一言で説明するのは難しい。

例えば、メインパネルと称するエクスプローラ風フォルダツリーを持つウィンドウでフォルダを開くと、フォルダ内にある画像をすべてサムネイル化する。そのうち条件に合うものだけを一括して特定フォーマットに変換したり、アルバムにドロップしてからブラウザで見るスライドショウのHTML文書を作成するなどの機能がある。

スライドショウ用のHTMLも簡単に作成できる レタッチにしても、シャープネスや色合い変換のほかにエンボスなどのフィルタも多数用意されている。扱える画像フォーマットは50種類以上、現在世の中で使われている画像形式のすべてといってよいくらいのフォーマットをサポートする。

画像の加工にはさまざまなオプションが用意される また、AVIファイルやアニメーションGIFから特定のシーンだけを切り出すといったことも可能だし、TWAIN機器からの取り込み機能もある。画像の日付やサイズで検索する機能もあるので、ブラウザのキャッシュフォルダの中から、今日の日付の画像だけを抜き出してアルバム化するということも簡単にできる。

画像の取り込みから加工・整理まで、すべてを兼ね備えたソフトだ。

reviewer's EYE 第一印象は「サムネイルの作成が速く、待たなくてよい」ということ。通常、この種のソフトは一度全部画像を読み込んでからサムネイル表示を行うための縮小画像を作成する。大量のファイルがある場合には、カーソルが砂時計のままになり、いつ終わるともしれない一覧の作成を待たなければならない。ところが、ART Image Masterではそもそも砂時計が出ないのだ。

砂時計が現れないサムネイル作成 あるフォルダを開こうとすると、通常ならファイルをシーケンシャルに読み込み、一つずつ処理をしていく。このとき、多くのソフトはカーソルを砂時計にしてくれて、待っているよりほかにすることがない状態になる。しかし、ART Image Masterでは、サムネイルができあがるまでに他の作業を行うことができる。MMX Pentium/200MHzクラスのマシンであまりストレスを感じないことからしても、かなり練ったアルゴリズムなのだろう。しかも、キャッシュをうまく使っているようで、メインパネルのサムネイルをアルバムにドロップしても瞬間的に表示される。複数の画像をまとめて行った場合でもかなり速い。

同じ作者によるART Viewer LiteART Streamerの上位版として位置付けられるソフトで、全体的に見て「中上級者にも満足のいく機能を提供している」といえる。

ただ、レタッチ機能のフィルタのユーザインタフェースに関して、筆者個人としてはやや違和感が残った。シャープネスやエンボスなど、各機能のチェックボックスをオンにしてから実行する仕掛けになっており、試しにやってみて元に戻したあと、チェックボックスをオフにするのを忘れることがあった。チェックを付けてあるフィルタがすべて有効になるので、油断しているとシャープネスとエンボスを掛けて色補正をするなどという意味不明なことをしてしまう。といっても、筆者が普段PhotoShopを使っているせいか、複数のフィルタを同時に実行できる仕掛けに慣れていない、というだけで、機能的に不備があることではもちろんない。
(藤田 洋史)

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ソフト作者からひとこと
統合画像管理ソフトは私の最も作りたかったソフトの一つです。以前にここの週刊ソフトニュースでご紹介いただいた画像閲覧ソフトART Viewer Liteと画像一括変換ソフトであるART Streamerの両方のソフトを同時にユーザ登録していただける方の割合が多いことから、統合的な画像の取り扱いが望まれているものと励まされて'98年の7月中旬にやっと初回のリリースを行うことができました。

ART Viewer Liteの週刊ソフトニュース掲載時に私がコメントしていたソフトで、その時点でも開発の7割程度は進捗していたのですが、それから半年も要するほど実行速度、操作性、品質などの向上に力を入れ、忍耐の必要な開発であり、苦労した点でもあります。

今後も閲覧と一括変換の各ソフトは専用ソフトとしての機動性を生かすためにバージョンアップを継続するとともに、ART Image Masterにおいてはより統合的で高度な機能を実現していきます。
(長橋 かずなり)

※ この記事は、98年08月06日に公開されました。


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