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ベクターソフトニュース - 2000.03.04 |
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Smash B Ver.1.0
相手にビンタを食らわす対戦型“反射神経養成”アクションゲーム ■Macintosh PPC ■フリーソフト |
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宇宙船内のようなゲーム画面には二人のキャラ(ジャミラとトカゲ)と、二人が挟む形で中央に丸いランプ。プレイヤーは、このランプが点灯しきった瞬間にキーを叩く(Single Play Mode時にはマウス操作も可能)ことで、相手にビンタを食らわせて攻撃することができる。相手にビンタが入ると1ポイント、ランプが点いていない間(または、点きはじめ)に相手にビンタをするとファウルとなり、ファウル2回で相手に1ポイントが与えられる。また、通常のBinta(ビンタ)のほかに「Smash B」(スマッシュビンタ)が用意されており、体重を乗せた強烈なビンタを打ち込むこともできる。Smash Bがヒットすると2ポイントを得られるが、逆に相手からのカウンター攻撃(これも2ポイント)を受ける可能性がある。 オプションとして、ランプ点灯にフェイントが入る「Light Feint」モードがある。ランプが点きかけて消えるという動作が入るため、ファウルが増加し、よりスリリングなゲームが楽しめる。さらに、このランプ点灯を3人目のプレイヤーが操作することも可能だ。 攻撃だけではなく、相手の攻撃をかわすこともできるため、ランプ点灯の一瞬で勝負がつかないことも多い。どちらかが相手の攻撃をかわすと「熱戦モード」に突入する。このモードではランプが点灯しっぱなし(互いに無制限にビンタを入れ合う!)になったり、ランプ点灯にフェイントが入ったりと、よりエキサイティングになる。 ビンタの入れ合いを繰り返して先に5ポイントを先取したプレイヤーが勝ち。マッチポイントでスマッシュやカウンターを入れて2ポイントを獲得すると、6ポイントでの勝利となり、ボーナスとして、相手に強烈な往復ビンタを食らわせてフィニッシュできる。 おまけとして、ランプ点灯からビンタがヒットするまでの秒数を1/60単位で測定してくれる「Reflex measure mode」(反射神経測定モード)も用意されており、ここで十分な練習を積んでから本番に臨んでもよい。 Single Play Mode時は左のキャラクター「ジャミラ」を操り、右の「トカゲ」と対戦。キー操作は【A】がビンタ/かわす/カウンター、【Z】がスマッシュビンタ/かわすで、使うキーは2個だけ。マウスを使って画面上のボタンのクリックしてもよい。二人でプレイするときは、2プレイヤー側が右のトカゲを操る。観戦のみのWatch Mode、互いにビンタし合うTest Modeもある。Single Play Modeでは勝利を収めるたびにレベルが上がり、トカゲが強くなってゆく。 グラフィック、サウンドともにレベルの高い仕上がり。Macromedia Director で作成されている。 ●
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同じ作者の「芸人街道驀進中?」でプレイヤーの分身だったあの3Dキャラ、トカゲくんが今度は敵キャラとしてプレイヤーの前に立ちはだかってくる。リアルタイムで反射神経を競う対戦型のゲームとしては、非常によくできた、おもしろいゲームといえるだろう。ランプ点灯で相手がかわしたところでゲームの流れが中断せずに、そのまま熱戦モードで仁義なき戦いへ入るというアイデア、カウンターやスマッシュでの2ポイントといった要素、ヒットしたときの音や相手の叩かれた呻き声、スリリングなランプ点灯までの効果音など、バランスもよい。
シングルプレイでコンピュータ相手に楽しんだり、反射神経測定モードで数値にこだわったり、あるいは二人でバトルを行う、三人でランプ操作プレイヤーの心理を読みながらプレイするなど、多彩な楽しみ方ができる点も評価できる。また、通常5ポイントで勝利のところを6ポイントでフィニッシュが見られるというオマケがあるが、このフィニッシュで相手を思いっきり往復ビンタするのは非常に爽快で、中毒性も高く、ついついスマッシュビンタやカウンターを狙うようになり、それがまたゲームの味を出しているといえるだろう。 筆者がもうひとつ楽しんでいるのが実はテストモードだ。無抵抗の相手を心おきなくビンタしまくれるこのモードは、かつてのMac型のストレス解消ぬいぐるみ(?)「Smack-a-Mac」などにも通じる爽快感がある。ゲームとしてはもちろん、ストレス解消にもバッチリ。ぜひプレイしていただきたいお勧めソフトだ。 (宮原 公文)
《スクリーンショット》 Smash Bがヒット。2ポイントをゲット 《スクリーンショット》 通常5ポイントのところを6ポイントで勝利すると、フィニッシュとして、相手に強烈な往復ビンタをおみまいできる 《スクリーンショット》 Reflex measure mode(反射神経測定モード)では、ランプ点灯からビンタまでの秒数を1/60秒単位で測定できる 《スクリーンショット》 オープニング画面。プレイには3人まで参加可能。Light Feintをチェックし、ランプの点灯にフェイントをかけることで、ゲームの難易度を上げられる 《スクリーンショット》 すべてのゲームモードに対してキーボードショートカットが用意されており、キー操作のみでも楽しめる 【作 者】 檜垣 紀行 さん 【作者のホームページ】 http://www.alles.or.jp/~higanori/ |
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