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インターネットメール時代のファイル送受信術 		for Macintosh
ファイル送受信の基礎知識(2)
ファイルを開く環境を確認する

ファイルを開くアプリケーションがあるかどうか

基本的なことだが、送ったファイルを開くためには、そのファイルを作ったアプリケーション、あるいはそれを開けるアプリケーションがあるかどうかが重要なポイントになる。それがないと、せっかく送ったファイルが無駄になってしまう。データの種類によっては、そのファイルを作ったアプリケーションがなくても、別のソフトで開けることもあるが、すべての場合に当てはまるとは限らないので注意が必要だ。ましてやMacとWindows間では、同じ名称のアプリケーションであっても、相互にファイルのやりとりができないこともある。

だから、何かのファイルを送ろうとする場合は、相手がそのファイルを開けるかどうかを事前に調べておくことが必要だ。逆に自分が持っているアプリケーションでどんなファイルが開けるかも確認しておきたい。

なお、相手がどんなアプリケーションを持っているかがわからないときは、文字ならテキスト形式、画像ならMacの標準的な画像フォーマットであるPICT形式や、Windowsとも共通のJPEG形式、GIF形式など、互換性の高いファイル形式で送るのが無難だろう。

添付ファイルは圧縮して送る

さらにインターネットにしてもパソコン通信にしても、電話回線を通じてファイルの転送を行う場合は、できるだけファイルサイズを小さくした方がよい。通信時間やコストを節約することができるからだ。

複数のファイルやフォルダは、まとめて一つのファイルにして送った方が扱いやすい。そのため、ネットワークでファイルを送受信する場合は、送りたいファイルをひとまとめにして圧縮用ソフト(アーカイバ)で圧縮して送ることが多い。

なお、アーカイバはインターネットでの送受信だからといって特別なものが必要なわけではない。表1のようなものがあるので、目的に応じて使い分けよう。


表1●Macの圧縮/解凍ツールと対応するアーカイブファイル
名称 特徴 解凍 圧縮 対応ファイル
StuffIt ExpanderStuffIt Expander Macの定番解凍ツール ○ --- .sit .cpt .zip .uu .hqxほか
StuffIt LiteStuffIt Lite Mac定番圧縮/解凍ツール ○ ○ .sit .cpt .zip .uu .hqxほか
DropStuffDropStuff ドラッグ＆ドロップでStuffIt形式の圧縮ファイルを作成 --- ○ .sit
CompactProCompact Pro Mac定番の圧縮/解凍ツール ○ ○ .cpt
MacLHAMacLHA 国内DOS/Windows環境で定番のLZH形式対応の圧縮／解凍ツール ○ ○ .lzh
LHA ExpanderLHA Expander ドラッグ＆ドロップでLZH形式のファイルを解凍する ○ --- .lzh
ZipItZipIt ZIP形式に対応した圧縮/解凍ツール ○ ○ .zip

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