【恒例】年末・年始特別企画 ベクターソフトニュース - 2006.12.26
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倉本 春  Kuramoto Haru

人工女神
材料を収集し組み合わせて悪魔を召喚するシミュレーションゲーム



人工女神
■手に入れた素材によって部屋を模様替えしたり、悪魔を着替えさせたりできる

毎年さまざまなゲームをプレイしているが、趣味で公開しているゲームのレベルは、年々上がっているように感じられる。そんななか、2006年のベストオンラインソフトとして挙げたいのが「人工女神」だ。

「人工女神」は、「監獄島」と呼ばれる孤島に流された青年が主人公のシミュレーションゲーム。プレイヤーは主人公「ルーンワーク」の行動を操作し、さまざまな素材を組み合わせて人工生命を作り出すことになる。主人公は朝9時に起床し、夜7時まで外出できる。この時間は外のダンジョンなどを「探索」したり、敵と戦ってさまざまな「材料」を見つけ出したりに使える。夜7時からは家で二つの「材料」を組み合わせ、さまざまな悪魔をつくり出す……というのが基本的な流れだ。

「人工女神」では、特定のイベントを起こすことでエンディングを見られるが、あえて筆者の独断を言わせてもらうならば、このゲームのおもしろさは「エンディングを見ること」ではない。何といっても「全種類の悪魔を作り出す」ことがおもしろいのだ。主人公の部屋には、一度召喚したことがある悪魔の「辞典」があり、これをすべて埋めるために材料を集め、試行錯誤するのが非常に楽しい。

一部の悪魔の材料は「本」から知ることができるが、自分で組み合わせを見つけ出さなければならないものも多い。材料には「魔」や「霊」など、全部で5種類の属性があり、基本的には同じ属性同士のアイテムを組み合わせることで、人工生命を作り出せる。また、「同じアイテムを使って違う悪魔を呼び出すことはない」というルールもあるため、リストを作りながら材料を組み合わせていくと、意外とたくさんの悪魔が作り出せてしまう。こうしたゲームバランスのよさも「人工女神」の魅力のひとつだろう。

ただし、一部の人工生命は「部屋の属性(召喚している悪魔の数や種類によって決まる)」や「天気」などの外的要因によって召喚できないものもいるため、辞典のコンプリートはなかなか難しい。さらに、特殊な状況で召喚に失敗すると発生する「特殊なイベント」もあるなど、奥が深い内容だ。

召喚できる悪魔のなかには数種類だけ「実体化可能」な特殊型の悪魔が存在するというのもおもしろい。特殊型の悪魔は戦闘時に主人公を助けてくれるほか、「好感度」が設定されている。「交魔」というイベントを発生させることで、好感度を上げることが可能だ。好感度が上がるたびに悪魔の態度が変わるのを見るのは、召喚の組み合わせ探しの合間における楽しみのひとつだ。

召喚のおもしろさばかり述べたが、「人工女神」はストーリー性の高いゲームが好きな人にもお勧めだ。主人公の身の上話や、監獄島に流された理由、島の住民とのふれあい、住民の過去など、ゲームを進めるうちにドラマティックなストーリーが次々と展開される。住民の好感度を上げたり、特定の選択肢を選んだりすることでエンディングが変化するのも見もの。エンディングは全部で7種類あるので、すべてのエンディングを見るのを目標にするのもよいだろう。

人工女神 Ver.1.2
作  者:
桜井ひかる
対応OS:
Windows XP/Me/2000/98
種 別:
フリーソフト
作者ホームページ:
http://sgst.hp.infoseek.co.jp/
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フリーソフト
人工女神 1.2 悪魔召喚シミュレーション (13,064K)


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