【シーン別】VPNの必要性は!?iPhoneや企業で使う必要性を調査!

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利便性が高く、現代社会に必要不可欠なインターネット

ネット検索や買い物、情報管理など、様々な用途で使用するので安全性について心配になることも多いものです。

そんな中「VPN」は、セキュリティ対策の手段としてお手軽に利用されるようになってきました。

VPNとはいったいなんなのか、その必要性や活用方法について詳しく紐解いていきます。

【徹底解説】VPNとは?

VPNとは「Virtual Private Network」の略語で日本語訳では「仮想プライベートネットワーク」と呼びます。

専用のルーターやスイッチを使用して、物理的に離れた拠点の間を仮想的なネットワークのトンネルで繋ぎ、安全なデータの行き来を実現する仕組みです。

VPNに備わっている4つの機能「トンネリング」「認証」「カプセル化」「暗号化」を身の回りのものに例えてわかりやすくご紹介します。

トンネリング   データの送受信者の間に仮想的なトンネルを作る機能のようなものです。
誰でも通れる道で情報が飛び交うことのないように、限定的な空間を作りトンネルの外から中の情報が見えなくなるようにしています。
外部からの情報の不正アクセスを防ぐ働きをします。
認証情報を流通させるトンネルに通してもいい人を見極めるために、出入り口で検問のような働きをします。
もし、トンネル内に第三者に侵入されてしまったら意味がありません。
トンネル内の情報流通の治安を守る役割を果たします。
カプセル化送受信するデータを鍵付きのカプセルに入れて送り込む働きのことを指します。
郵便物がハガキであれば、内容が誰にでも見れてしまいますが、封筒に入れてポスティングすれば、相手に届くまで中身を見られることはありません。
暗号化カプセル化された情報に対して、さらにデータそのものに鍵をかける機能を指します。
メールで送信するファイルデータに鍵をつけて、パスワードを知っている相手にしかわからない内容のデータを送付するイメージです。

よってVPNは、使用者が限定されたトンネルの中に厳重に保護されたデータを送る役割を果たすことがわかります。


技術的な難しい言葉が並んでいますが、一言で言うと「暗号化したデータをトンネルの中に通す」というような感覚です。

インターネットはPC同士が網目のようにそれぞれのコンピューターが接続されますが、VPNはPCからサーバに直接トンネルを掘るようなイメージですので、外からそのトンネルの中に侵入できなかったり、たとえそのトンネルが透明でも中のデータは暗号化されて当事者しか意味がわからないデータになっているためセキュリティが高くなるということになります。

ー 監修者 廣瀬 聡 ー


【個人・企業別】VPNが必要なシーン9選

今や個人も法人もVPNの機能無くしてネットワークを使用するのは危険と言えます。

またセキュリティの観点を除外しても、VPNを活用した方が便利と言える場面が多く見られます。

個人と企業といった使用者が異なってもVPNの必要性が高いこともわかっています。

VPNが必要となるシーンを個人目線、企業目線でそれぞれ何パターンかご紹介していきます。

企業でVPNが必要なタイミング4選!

VPNは無料のサービスもありますが、セキュリティを強化したい企業であればは多少のコストを割いてでも信用度の高いサービスを導入するでしょう。

経費をかけて導入するVPNですが必要性が問われるのはどのようなタイミングなのかご紹介します。

まだ企業での導入を迷われている場合は、検討してみてください。

情報規制のある国で仕事する場合

情報規制が厳しい国として挙げられるのが中国です。

日本では当たり前に普及しているLINEやTwitterですが、中国ではインターネット検閲の規制によりアクセスが制限されています。

そのような規制のある地に出張に行く場合であっても、その土地の規制が反映されるため使用ができなくなってしまいます。

中国「グレート・ファイアウォール」検閲システムによって住所情報(IPアドレス)を読み込み、自動でアクセスブロックの機能が働くためです。

VPN機能を使えば、住所情報を暗号化し検閲システムに情報を読み込ませないという方法でネット制限を回避することができます。

近年はIT技術の向上により、無料VPNでは暗号化が解読されてしまうこともあるとのこと。

VPNの中でも、サービス内容を厳選する必要があると言えます。

遠隔地のオフィスでLANを利用したい場合

多くの企業が、社内のパソコン、サーバー、プリンターなどのツールを連携するために社内ネットワークを使用しています。

しかし、支社や子会社が物理的に遠方にある場合には、有線無線問わずLANでは拠点間の情報データ共有ができません。

そこでVPNを使うことで仮想ネットワークの構築を経由して、遠方でもデータ共有が可能になります。

拠点に限らず、テレワークが増えた昨今、自宅やワーケーション先で作業したい人にもかなり重宝されているメリットと言えます。

VoIPを利用したい場合

VoIPとは「Voice over Internet Protocol」の頭文字をとった略語で、IPネットワーク上で音声等の情報を送受信する技術を指します。

電話回線を繋がなくてはいけない一般的なアナログ電話とは異なり、音声データをインターネット上で送受信できるのがポイントです。

LINEやSkypeなどの電話もこのVoIPの一種と言えます。

音声データをネット上でやり取りができるような変換機能はありますが、セキュリティ上の脆弱性が挙げられ、盗聴や録音のリスクがあります。

これらの音声データをネットで送受信でき、暗号化できるVPNをセットで活用するのが賢明であると考えられます。

社員が無料Wi-Fiを利用する可能性のある場合

今や駅やカフェなどで当たり前に設置されているfree Wi-Fi。

通信速度制限がきていたり、Wi-Fiの充電が切れていたりした時に使用できて、一見便利なように見えますが、セキュリティの面で危険に晒されてしまうものであると言えます。

通信が暗号化されていないため、誰もが使えるネットワーク内で情報をひけらかしているようなものです。

社内の機密情報や個人の情報が漏れるリスクが高いため、Free Wi-Fiを使う場合はVPN機能を利用して情報を保護した方が良いでしょう。

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企業で取り扱う大半のデータが社外秘であり、外部に持ち出すことや漏洩してしまうことは、その企業にとって重要な危機をもたらすことがあります。
その情報漏洩などのリスクを最小限に行うこと、また、通信の上で傍受されないように対策を行うことの一つにVPNは必須の要件とも言えます。

ー 監修者 廣瀬 聡 ー


個人でVPNが必要なタイミング5選!

続いて個人でVPNが必要なタイミングをご紹介します。

個人情報流出を他人事だと思って、個人媒体での導入は不要だと考えている方も一定いるのも事実です。

セキュリティ観点以外にもメリットを感じられるシチュエーションがあれば検討してみてください。

海外のサービスや番組を見たい場合

日本で海外のサイトを閲覧しようとしてもアクセス制限がかかることがあります。

IPアドレスからアクセスしようとしている地域が特定されて、各国や地域の法律、ライセンスの問題で弾かれてしまっているため、海外の動画コンテンツやニュース

番組、地域規制のかかったオンラインゲームは利用できないという仕組みです。

そんな時にVPNの機能を使えば、IPアドレス変更してライセンス内の地域にいることを装い、視聴できるように設定することができます。

ただし、そのような利用方法は規約に反する場合があるので要注意です。

例えば人気動画配信サイトNetflixの動画も、上記手法をとれば見ること自体は可能ですが、規約にNGである旨がしっかりと記載されています。

海外で安全にネットを使いたい場合

暗号化なしの情報の授受やFree Wi-Fi使用による情報漏洩のリスクは、海外でも存在します。

特に海外のFree Wi-Fiは、日本よりもサービスの提供元を認識しづらかったり、情報漏洩した時の対処が難しかったりするケースがありそうです。

日本でネットを使用する時よりも警戒してセキュリティ管理をするに越したことはないように思います。

VPNで情報を暗号化して安全性を高めることが大切です。

IPアドレスの情報を渡したくない場合

VPNを活用すれば、IPアドレスを保護することができます

IPアドレスは通信相手を指定する、いわば住所のような役割を果たします。

IPアドレスを使わずにオンライン上で作業や情報授受をすることは不可能ですが、そのアドレスそのものを隠してしまうことはできます。

暗号化されていないWebサイトを利用する場合

安全なサイトかの判断基準の一つとして、サイトが「暗号化されているか」があがります。

暗号化されていないサイトの場合、入力した情報などを悪意のある第三者に窃取されるリスクが高まります。

近年では、安全なサイトか容易に確認できるよう、アドレスバーに「保護されていません」などの警告文が表示されるようになりました。

万一、保護されていないサイト上で情報を入力しないといけないシチュエーションに直面した場合は、VPNを活用することで泣き寝入りすることなく安全に暗号化を実現することができます。

ビジネスでも個人のデバイスを利用する場合

仕事上で、社用携帯を付与されていない場合、緊急で連絡が必要なやむを得ない場合など、個人のデバイスを使用して業務を行うことがあります。

専用のネット回線を簡単に使用できれば、大変な設定作業をする必要もなければ、安全性を担保された状態での作業が可能になります。

アクセスが可能になるだけでなく、社内情報漏洩のリスクヘッジにもなるといえるでしょう。

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海外への旅行や出張が多い方は例えば日本国内のサービスにアクセスしたい、IPアドレスを知られて追跡されることが嫌だ、などの方にはVPNは必要になると思います。
特に動画サービスや、アクセス制限が厳密なサービスにおいては、日本国内のIPアドレスに制限している場合もありますので、そのようなサービスを海外から使用するためにはVPNが必要となります。

ー 監修者 廣瀬 聡 ー


VPNを導入するメリットとデメリットとは?

使用者を問わず、さまざまなシチュエーションでVPN機能を必要とするタイミングがあることがわかりました。

とりあえず導入しておこうという安直な考えではなく、しっかりとメリットデメリットを理解しておくことも重要です。

自分の目的を達成することができるメリットなのか、不具合のないデメリットなのか確認が欠かせません。

VPN導入のメリット

企業でも個人でも導入するのが当たり前になってきたVPNですが、使用するメリットは以下のとおりです。


・通信の暗号化による安全性の確保ができる

・低コストで便利なネットワークの構築が可能

・地域限定コンテンツの閲覧ができる

・遠隔地でも社内ネットワークへのアクセスができる


今まで述べてきた、VPNが必要とされるタイミングに役立つメリットが上がっています。

主にセキュリティ保護の役割を果たしたり、情報暗号化による第三者へ情報が流れないような仕組みが役立っていると言えます。

VPN導入のデメリット

一方、VPNを導入することによる気になるデメリットは以下のとおりです。


・通信速度が遅くなる

・充電の減りが早くなる

・情報漏洩リスクが0ではない


ストレスなく VPNを使用できたらいいのですが、機能をプラスしているので充電の持ち、ネット速度に影響があると言えます。

また、VPNにもさまざまな種類があるので、信用できるサービスを選択しないと導入損になってしまう可能性もあります。

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iPhoneにVPNアプリは必要?

対象の機器がパソコンからiPhoneになっても、VPNの必要性は高いままです。

それもそのはず、いまやiPhoneで取り扱う情報量や行う操作は、パソコンと大差がないからです。

iPhoneでネットを使用しない場合は、スマホ内データの安全性を気にするだけで済むので、iPhoneそのもののセキュリティのみで問題なさそうです。

しかし、便利でなんでもできるiPhoneだからこそネットを使用し、情報漏洩のリスクを抱える方は導入することをお勧めします。


VPNのメリット・デメリットはVPNを使う目的によって大きく変わっていきます。
当然ながら企業ではVPNが必要な場合、VPNがなければ大きなデメリットしかありません。
便利な分デメリットもあるため、使う必要のある時だけ使うことは必要です。

ー 監修者 廣瀬 聡 ー


VPNを導入する方法と種類3選!

VPNの仕組みや導入の検討材料についてご紹介してきました。

使った方がいいのはわかっていても、手配や設定がよくわからなくて導入が後回しになってしまうということもあるでしょう。

そこで、以下では簡単に導入できる方法を3つご紹介します。

導入方法①VPNアプリ

VPNアプリは無料有料含め、さまざまな種類があります

基本的には、各VPNアプリのプランを選択、購入し、アカウント作成を行います。

アプリをダウンロードしてログインをしたらあとは接続するだけです。

スマホ、パソコンなどの媒体の「設定」から簡単に接続することができます

導入方法②インターネットVPN

インターネットVPNを導入するにはVPNルーターを購入、もしくはレンタルする必要があります。

購入ネットワークに詳しい人向け。
購入者による操作が主となるため、余分なサポートを省きランニングコストが抑えることができます。
レンタル   契約内容にもよりますが、ルーターを購入するよりもトラブル時などのサポートが手厚いことが多いです。
レンタル中ずっとレンタル費用が発生することになるためコストはかかります。

ルーターの手配ができたら、VPN通信を行う拠点に設置、設定を行います。

サービスによって異なりますが、VPNに接続する予定のパソコンやタブレットにソフトのインストールが必要になることがあるので準備しておきましょう。

導入方法③ IP-VPN

IP-VPNは通信業者が展開する閉域ネットワークを用いるサービスを指します

セキュリティや通信速度の観点で、より専用線に近い環境になるのが利点と言えます。

閉域ネットワークを契約することによりコストが通常のインターネットVPNよりかさむかもしれませんが、機能性を重視する方にはおすすめです。

このIP-VPNを導入するには、通信業者が提供するVPNサービスを契約する必要があります。

VPN機器の準備や設定は通信業者が行なってくれるので、特に自身で何かを用意したり設定したりする手間は省かれます。

急なトラブルにも早急に対応してくれる24時間365日対応してくれる業者を選択すると、より利便性が良くなると考えられます。

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アプリのVPNは手軽に導入することができ、企業・個人の両方で使うことがあります。
インターネットVPNはVPNルータという専用の機材を使用すること、またIP-VPNは回線の料金そのものが非常に高いため、主に企業で使用されます。

ー 監修者 廣瀬 聡 ー


VPNの機能を正しく理解し活用してみましょう

VPN導入は義務ではなく、会社の、自身のリスクヘッジと利便性向上のために自己判断で使用するものです。

必ずしもVPNを導入するのが正解というわけではありません。

自身のネット使用状況や、扱う情報の種類、活用したい機能を理解して導入を検討してみてください。

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