さくらのレンタルサーバーは、さくらインターネット株式会社が提供する老舗のレンタルサーバーです。
評判を見ていくと、悪い評判もあります。
老舗で実績が豊富なレンタルサーバーであるさくらのレンタルサーバーの実際のメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は、メリット・デメリットについて徹底解説していきます。
【結論】さくらのレンタルサーバーは安くて実績がある!

さくらのレンタルサーバーは、2004年からサービス提供を開始した老舗のレンタルサーバーです。
価格は、最安のライトプランで月額128円から利用でき、業界の中でも安く設定されています。
まずは、各プランがどのようになっているのか見ていきましょう。
ライト | スタンダード | プレミアム | ビジネス | ビジネスプロ | |
---|---|---|---|---|---|
2週間無料お試し | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
料金(月額換算) | 128円〜 | 425円〜 | 900円〜 | 2,122円〜 | 3,819円〜 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ストレージ容量 | 100GB | 300GB | 400GB | 600GB | 900GB |
WordPress等のCMS利用 | × | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
WordPress高速化 | × | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
コンテンツブースト | × | × | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
バックアップ&ステージング | × | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
Webフォント | × | 月間7.5万PVまで | 月間7.5万PVまで | 利用制限なし | 利用制限なし |
複数ユーザー管理 | × | × | × | ⚪︎ | ⚪︎ |
WordPressを利用するには、スタンダードプラン以上を契約する必要があります。
基本的なサーバーの性能は、各プランで変わりませんが、ライトプランではPHPの処理速度が他のプランに比べて少し劣ります。
しかし、さまざまなプランが用意されているため、自身の用途に合わせてプランを選択することができます。
【口コミ10選】さくらのレンタルサーバの実際の評判からメリット・デメリットを徹底調査!

さくらレンタルサーバーの口コミにはどのようなものがあるのでしょうか。
どのレンタルサーバーにも、良い評判と悪い評判があります。
メリット | デメリット |
---|---|
・月額料金が安い ・初期費用が無料 ・実績が豊富 ・利用者が多く情報収集が容易 ・無料お試し期間がある ・サポートが手厚い | ・途中でプランの変更ができない ・独自ドメインが有料 ・初心者は扱いづらい ・スピード重視の人には不向き |
メリット・デメリットと合わせて口コミも見ていきましょう。
デメリット①:途中でプランの変更ができない

さくらのレンタルサーバーでは、途中でプランの変更ができません。
公式サイトには、下記のように記載があります。
さくらのレンタルサーバは、プランごとに収容サーバーが異なるため、プラン変更には現在対応できておりません。 別のプランを新規にお申込みいただき、データ等を移行していただく必要がございます。乗り換え先のサーバーへの料金の振り替えは行っておりませんので、ご了承ください。
引用:さくらのレンタルサーバー公式サイト
一度契約すると、プランの変更をするためには一度解約し、再度契約手続きをする必要があります。
WP使ってみようと思って、さくらレンタルサーバーのプランを変更しようと思ったのだけど、途中からのプランの変更って出来ないんだ、、、ショック
引用元:Twitter
プラン変更ができないことが残念という口コミがありました。
デメリット②:独自ドメインが有料

独自ドメインは、契約期間中無料で利用できるところもあります。
さくらのレンタルサーバーでは、独自ドメインは有料で取得しなければならず、運営会社が同じ「さくらドメイン」で独自ドメインを取得しようとすると、最安で年額2,614円かかってしまいます。
無料で取得できる他社と比べるとデメリットとなるでしょう。
さくらのレンタルサーバーを借りることにした。月額約500円。ついでに独自ドメインも取ってしまった(年額1,850円)。サーバーを借りたのはいいけど、独自ドメインまでとったのはちょっと無駄づかいだった感を受ける。
引用元:Twitter
無料で独自ドメインを取得できるレンタルサーバーがある中で、別で独自ドメインを取得しなければならないため、独自ドメインのコストを抑えて利用したい方には無駄遣いという印象になっています。
デメリット③:初心者は扱いづらい

さくらのレンタルサーバーは、老舗であるがために、管理画面が少し古いデザインになっており、他社と比べると扱いづらいです。
項目別にはなっていますが、どの項目に何があるのかというところがわかりづらいです。
そのため、初めてレンタルサーバーを利用する方にとっては、操作に慣れるまでに時間がかかってしまうことがあります。
さくらのレンタルサーバーで「う~ん」と思う点は、管理画面が古臭いこと。
引用元:Twitter
管理画面が古い印象を受け、難色を示している方もいました。
デメリット④:スピード重視の人には不向き

さくらのレンタルサーバーは、処理速度が少し遅いです。
他社のレンタルサーバーを利用していたことがあって、スムーズな動きを体験している方にとっては、効率が悪く感じてしまうかもしれません。
しかし、SSD化をはじめとした機材の刷新によって、従来のサーバーと比較して5倍のスピードを実現しています。
高速化への取り組みはしっかりと行われているようです。
ブログ開始時、何も考えずにさくらのレンタルサーバー契約したんだけど(強いて言えば安いから)、他社と比べてPHP処理速度遅いのね
引用元:Twitter
契約してから処理速度の遅さを知る方もいました。
スピード重視の方には不向きと言えます。
メリット①:月額料金が安い

さくらのレンタルサーバーのメリットとして1番に挙げられるのが、料金の安さです。
WordPressが利用できるプランで、月額換算425円〜と破格となっています。
コストを抑えてレンタルサーバーを利用したい場合に、さくらのレンタルサーバーは候補と考えていいでしょう。
うちは「さくらのレンタルサーバー」のライトです。安いですよ。
引用元:Twitter
口コミでもその安さに定評があります。
メリット②:初期費用が無料

レンタルサーバーを契約する際に気をつけたいのが、初期費用です。
低価格のレンタルサーバーを契約しようと思っても初期費用が高くては、結果的にコストがかかってしまいます。
さくらのレンタルサーバーは、ビジネスプランの場合で初期費用がかかる場合がありますが、基本的に初期費用は無料です。
ってか、さくらのレンタルサーバー、今初期費用無料なんですね。以前は3000円くらいかかったと思うけど。 余談ですが、WP置きたいならさくらならスタンダードプラン以上、ロリポップならライト以上。
引用元:Twitter
以前は初期費用がかかったようですが、現在は無料となっています。
メリット③:実績が豊富

さくらのレンタルサーバーは、2004年にサービスの提供を開始している老舗のレンタルサーバーです。
利用者も年々増加しており、知名度も高いため、初心者の方でも安心して利用することができます。
利用者が多いサービスは、ネット上にも情報が多く、困ったことがあった際に解決策を探すことも可能です。
格安でもあまり信頼できないところだと不安も残るので、実績のある「ロリポップ」や「さくらのレンタルサーバー」などが良いかもしれません。 積み上げたコンテンツは大切な財産だと思いますので!
引用元:Twitter
格安では心配な部分もあるが、老舗で実績のあるところは安心感がるという口コミがありました。
メリット④:利用者が多く情報収集が容易

実績が豊富というメリットの部分でも記載しましたが、利用者が多いほど、ネット上の情報は多いです。
また、「いちばんやさしいWordPressの教本」という書籍では、さくらのレンタルサーバーを元に、WordPressでのサイト制作について解説しています。
サポートへの連絡しか解決方法がないものに比べると、かなり情報が多く、安心して利用することができるでしょう。
試しにGoogleで「さくらのレンタルサーバー ドメイン設定方法」と検索すると、さくらのレンタルサーバー公式以外にも3件のまとめサイトが出てきました。
どれも画像付きで詳しく解説されていたので、わからないことがあっても安心して利用できそうです。
メリット⑤:無料お試し期間がある

ライトからビジネスプロまでのプランで、2週間のお試し期間があります。
お試し期間中に入金を完了させることで、本契約となり、サーバーもそのまま継続して利用することが可能です。
バックアップや独自ドメイン機能に制限がありますが、サポートは無料で利用することができ、十分に使い勝手を確かめることができます。
いい機会だから、お試し期間使って、さくらのレンタルサーバーで、どこら辺まで出来そうか確認してる
引用元:Twitter
お試し期間を利用して、使い勝手を確かめてみている声がありました。
メリット⑥:サポートが手厚い

さくらのレンタルサーバーのサポートには、下記の5つがあります。
- オンラインサポート
- 電話・メール・チャットによるお問い合わせ
- チャットサポート
- 対面サポート
- コールバック予約
5つの中でも特徴的なのが「コールバック予約」というサポートです。
これは、希望の時間を予約することによって、さくらのレンタルサーバーのスタッフからの電話を受け、相談することができるというもので、予約受付時間が24時間365日、予約可能時間帯が10:00〜18:00となっています。
さまざまなサポート体制が整っているという点も安心材料となります。
さくらのレンタルサーバーは、昔使ったことがあるんですが、ツイッターのDMでサポートしてくれて、何でも質問に答えてくれました。
引用元:Twitter
特例にはなるでしょうが、TwitterのDMでの対応履歴も確認できました。
サポートの手厚さがわかる口コミです。
さくらのレンタルサーバの料金一覧!おすすめのプランは?

さくらのレンタルサーバーのメリット・デメリットについて解説してきました。
では、プランはどれが良いのでしょうか。
ここからは、料金プランを比較して、おすすめのプランについて解説していきます。
各プランの料金とスペックは下の図のようになっています。
ライト | スタンダード | プレミアム | 法人向けサーバー | |
---|---|---|---|---|
月額換算 | 128円〜 | 425円〜 | 900円〜 | 2,122円〜 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ストレージ容量 | 100GB | 300GB | 400GB | 600GB |
転送量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
CDN | 有料オプション | 有料オプション | 月間300GBまで無料 | 月間300GBまで無料 |
無料SSL | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
WordPress | × | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
バックアップ&ステージング | × | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
複数人管理機能 | × | × | × | ⚪︎ |
サポート | 電話・メール | 電話・メール | 電話・メール | 電話・メール |
低コストで抑えるならライトプラン!

自身でサーバーを構築しようとすると、サーバーマシンの用意から、ネットワーク環境の構築まで、全て自分で行わなければいけません。
そのような手間を省き、低コストでサーバーを利用したいという方にはライトプランがおすすめです。
しかし、ライトプランではWordPressの利用ができないため、レンタルサーバーを利用してWordPressを利用したいという方には利用できないプランとなっています。
機能面では劣りますが、コストはかなり抑えることができ、サポートは他プランと同様に受けることができます。
編集部おすすめはスタンダードプラン!

編集部のおすすめはスタンダードプランです。
スタンダードプランから、WordPressの利用をすることができ、価格も月額換算425円〜と低コストで利用を始めることが可能です。
また、初心者の方でも簡単にWordPressのインストールができるように「WordPressクイックインストール」という機能があります。
サイトの表示速度は、遅いという評判もありましたが、従来のサーバーの最大5倍と改善されているため、問題なくサイトの運営ができます。
本当に安い?さくらのレンタルサーバと他社の料金を徹底比較!

さくらのレンタルサーバーのおすすめプランについて解説してきました。
ここからは、他社との比較をしながら、どのような方におすすめのレンタルサーバーであるのかを解説していきます。
各社を比較してさくらのレンタルサーバーがどれだけ安いのかみてみましょう。
さくらのレンタルサーバと他社の料金プラン比較表

ロリポップ!・エックスサーバーとの比較を下の図にまとめました。
さくらのレンタルサーバー | ロリポップ! | エックスサーバー | |
---|---|---|---|
プラン名 | スタンダードプラン | ベーシックプラン | スタンダードプラン |
月額料金 | 437円(12ヶ月契約) | 990円(12ヶ月契約) | 1,100円(12ヶ月契約) |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
プラン変更 | 変更不可 (変更には解約が必要) | 下位プランへの変更:契約更新時に可能 上位プランへの変更:契約中に可能 | 下位プランへの変更:契約更新時に可能 上位プランへの変更:可能 |
独自ドメイン | 有料 | 2個 | 2個 |
自動バックアップ | バックアップ&ステージング 8世代バックアップ(無料) | 7世代バックアップ | 過去14日分 |
お試し期間 | 14日間 | 10日間 | 10日間 |
表のように、さくらのレンタルサーバーは他社に比べて料金が安いことがわかります。
独自ドメインは、他2社は2個まで無料で取得できますが、さくらのレンタルサーバーでは有料になってしまいます。
低価格重視ならさくらのレンタルサーバー、バランス重視ならロリポップ!、処理速度重視ならエックスサーバーというように、自身がポイントとする点で選択していきましょう。
さくらのレンタルサーバーがおすすめの人は?

比較を踏まえて、さくらのレンタルサーバーは、低コスト重視で、老舗の安心できるサービスと言えます。
エックスサーバーほどの処理速度が速くないため、SEO対策を行う必要がない、趣味でのサイト制作の方などにおすすめのレンタルサーバーです。
また、初心者で、初めはコストをかけずにサイト制作を始めてみたいという方にもおすすめできます。
さくらのレンタルサーバのよくある質問5選!

さくらのレンタルサーバーと他者との比較をしてきました。
レンタルサーバーを利用するにあたって、どのような質問があるのでしょうか。
ここでは、よくある質問について5つ紹介していきます。
①さくらのレンタルサーバの稼働率は?

サーバーの稼働率とは、一定時間のうち、サーバーが正常稼働している時間のことを言います。
さくらのレンタルサーバーでは、99.99%以上の稼働率を記録しています。
これは、運用スタッフが、24時間365日、サーバー環境の運用・保守を行っているためで、安全な環境でサイト運用をすることが実現できます。
②さくらのレンタルサーバの運営会社は?

さくらのレンタルサーバーの運営会社は、「さくらインターネット株式会社」です。
さくらインターネット株式会社は、データセンターサービス事業を展開する、業界でも珍しい会社で、国内に巨大なサーバーを3つ保有しています。
運用年数は24年と長く、その年月が経っても同様のサービスを提供している会社はほとんど存在しないため、かなりの実績を誇る企業と言えます。
③スタンダードメールの容量は?

スタンダードプランで、1メールアドレスあたりの上限が20GBです。
そのほか、ライトプランでは2GB、プレミアムプランでは40GBとなっています。
Gmailで15GBのため、問題なく利用できることがわかります。
④さくらのレンタルサーバは障害が多い?

サーバー障害はどこのサービスでも起こり得ます。
口コミを見ていると、多いのではと感じてしまうかもしれませんが、実際は他社のサーバー障害頻度と変わらないです。
借りているサーバーのスペックよりも多くのアクセス数があると、サーバーはエラーページを表示するようになりますが、これはさくらのレンタルサーバーが悪いというわけではありません。
⑤さくらのレンタルサーバの利用期間は?

利用期間は、12ヶ月・24ヶ月・36ヶ月となっており、ライトプラン以外は月毎の利用が可能です。
期間が長くなるほどお得に利用することができますが、解約するためには支払いをしている期間終了時となるため、その点については注意しましょう。
解約をする場合は、会員ページから行うことができます。
さくらのレンタルサーバーは低コスト・実績重視のレンタルサーバー!

さくらのレンタルサーバーのメリット・デメリット、料金プランについて解説してきました。
コストを抑えつつ、老舗という実績で安心感を求める方におすすめのサービスです。
14日間の無料お試し期間もあるので、ぜひこの機会にさくらのレンタルサーバーを利用してみましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
・月額料金が安い ・初期費用が無料 ・実績が豊富 ・利用者が多く情報収集が容易 ・無料お試し期間がある ・サポートが手厚い | ・途中でプランの変更ができない ・独自ドメインが有料 ・初心者は扱いづらい ・スピード重視の人には不向き |