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ベクターソフトニュース - 1999.07.14
サマーデイズ サマーデイズ Ver.1.0
子供のころの夏休みを思い出させてくれるシミュレーションゲーム
Macintosh フリーソフト
「サマーデイズ」の動作画面
■浜辺では、いろいろとクリックしてみよう。ここで遊べるスイカ割りは結構難しい

名前の通り、サマーバケーションを満喫することができる“夏休みシミュレーション(?)”ゲーム。プレイヤーはひとりの少年となり、夏休みを利用して遊びに来た村でさまざまな夏の場面を疑似体験する。出迎えの民宿の主人に宿まで連れていってもらったら、ここを中心に何日かを過ごす。

基本的にはプレイヤーは何をしてもよく、何かをするとゲームオーバーになってしまうという心配はない。山の上の豪邸に住んでいる女の子の帽子を探し出す、というメインのストーリーはあるのだが、プレイヤーは、崖から海へ飛び込んだり、波打ち際で泳いだり、スイカ割りを楽しんだり……と、好きなことをして過ごしてもまったくかまわない。プレイヤーが経験した出来事に応じて、夏の思い出が増えていく。

少年の移動は上下左右のカーソルキーで行う。画面のあちこちをクリックすることにより、海水浴に来ている人たちや、民宿に泊まっている人たちなどと会話をすることもできる。

女の子の帽子を見つけることができれば、ゲームはクリアとなる。帽子を見つけられなくても、バス停へ行き、バスに乗って帰ればゲームは終了となり、それまでに経験した夏の思い出の数に応じて、主人公の感想が表示される。

子供のころに帰ったような、そんな気持ちにさせてくれるゲームだ。

reviewer's EYE 「麦藁帽子を探す」というテーマはあるものの、特に何をしなくてはいけないといった義務感がないのも、まさに「夏休み」だといえるだろう。1日中浜辺で泳いでいてもいいし、波打ち際でボールを蹴りあったり、スイカを割りまくるのもいい。実際、スイカ割りは難しく、筆者は二日ほどスイカ割りに費やしてしまった。

夏休みは7日前後で終わってしまい(だいたい社会人の現実と同じだ)、その後は人がいなくなってしまうので、それまでに夏の思い出を増やし、できれば帽子を探し出す。日付は、日記をつけることで翌日へと変わり、思い出はこの日記に記録される。森での情けない思い出や崖でのダイビング……。この「日記につける」という行為がその日の思い出を甦らせて、ゲームの雰囲気を深めているといえるだろう。そして、これらイベントの数によって、終了時の感想が異なってくるのだ。画面左上にある「日焼け度」が100%になると、イベントに変化が現れるので、ひたすら肌を焼くのもよいかもしれない。

まさに今の季節そのままの情景と、どこか懐かしい感じのするサウンドがあいまった「心安らぐゲーム」というのが第一印象だ。プレイしていくほどに心が安らいでいくといった感じを受けた。映画のワイドスクリーンのようなオープニングも雰囲気たっぷり。この夏、現実の夏休みに加えて、もうひとつの夏休みをこの「サマーデイズ」で体験してみてはいかがだろうか。

動作環境は、漢字Talk 7.1以降およびMac OS、空きメモリは8MB以上、256色以上表示可能なモニタ(ゲーム時は256色モード)となっている。
(宮原 公文)


スクリーンショット》 主人公が泊まる民宿。ここから海や森へ出かける
スクリーンショット》 海でひたすら泳ぐのもまた楽しい。泳ぐ前に波打ち際もよく見てみよう
スクリーンショット》 日記をつけることで、今日1日の思い出が記録され、次の日に進むことができる


【作 者】 酒井 武志 さん
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

僕のゲーム「クリスマスタイム」が冬をイメージしたゲームだったのに対して、今回の「サマーデイズ」では、夏をイメージしたゲームも作っておきたい、というのが最初にあったんです。そして、ゲーム中いろんなイベントを詰め込んでいても、決して明るくなりすぎず、夏の終わりの妙に感傷的な部分や、静かで少しせつない夏の感じというのが出れば……とは思って作りはじめました。

メインの帽子探しのイベントよりも、「思い出を作る」という点をウリにしたのは、ゲームを何度でも遊んでもらえるようにしたかったためです。

■開発中に苦労した点

流行りの「癒し」に乗ろうとしまして、どうやったらリラックス効果が現れるか、というところでしょうか(笑)。それと今回はいままでのなかで一番シーン数が多いゲームになりましたので、容量が増えすぎないように……と常に考えてはいました。

■ユーザにお勧めする使い方

メインの帽子イベントを追うなら、細かいイベントはやりすぎないように注意です。特に崖とへび。単純に思い出の数を増やしたいのであれば、いろんなことを試して変わったことがあればすぐ「日記」で思い出を増やすことですね。でも、できればイベントクリアとかにこだわらず、このソフトでのんびり夏の気分を味わっていただきたいと思っています。

今後のソフトにもどうぞ期待していてください。
(酒井 武志)
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フリーソフト
サマーデイズ 1.2 夏の想い出、ゲームで作ってみませんか? (2,027K)




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