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ベクターソフトニュース - 1999.05.19
PostinoClassic PostinoClassic Ver.J-1.3.1
シンプルだが十分な機能を備えた、使い勝手のよい電子メールソフト
Macintosh フリーソフト
PostinoClassic の動作画面
■メインのメールボックスウィンドウ。スタイルメールも送れる

使い勝手を重視した、シンプルな電子メールクライアントソフト。メールの作成など以外の通常の操作は、ボタンのクリックとドラッグ&ドロップだけで行える。

本体である「メールボックス」と「アドレスブック」から構成された、わかりやすいユーザインタフェースが最大の特徴だが、そのほかにもマルチユーザ・マルチアカウント対応、巡回チェック、フォルダを使ったメールの管理、メールの振り分けなど、メーラに必要とされる機能を整理し、うまくまとめられてある(ただし、メールボックスの階層管理はできない)。

そのほか、相手も「Postino(Classic)」を使っている場合、メール本文のフォント・色などの書式情報もあわせて送れるスタイルメール機能、メールボックス整理、「Eudora」などから取り込めるメール取り込み機能などを備える。アドレスブックには、それぞれの登録アドレスに対してPICT画像を貼り付けておける。シグネチャも複数登録し、ワンタッチで切り替えて使用できる。

添付ファイルは、Base64(AppleDouble)でエンコードを、またデコードの方はBase64(AppleDouble)に加え、Base64(AppleSingle)、Base64(データフォーク)、BinHex、uudecodeをサポートしている。

reviewer's EYE 実をいうと、最初のうちは、メールボックスの使い方にちょっととまどった。ウィンドウの下側がビューアになっているのに、受信箱や送信箱を選択しても何も表示されない。ダブルクリックすると受信箱や送信箱がウィンドウとして表示されるのだが、メールボックスにあるフォルダから開けるどのウィンドウにも[新規](メール作成)や、[送信][受信]などのボタンがあり、かえってわかりづらいのではないか、というのが第一印象だった。

ところが、「メールボックス」ウィンドウをよく見ると、各フォルダの左に三角アイコンが付いていて、これをクリックすればボックスの内容を見られるし、メールを選択すれば、ちゃんとビューアに表示されるので、「ああ、なるほど」と納得する。つまり、Finderで表示を「リスト」にしたときと同じ感覚で使えるわけだ。そうなると、必要なメールボックスだけ開いて送信や返信ができるのは便利だし、メールボックス間をドラッグしてメールの振り分けができるのも悪くない。

メールエディタも同様で、一見したところ題名と宛先欄しかないが、宛先欄左の三角ボタンをクリックすると、CCやBCCといったヘッダも使えるようになる。ほかにも、優先度や、複数登録している場合は差出人のアドレスもここで選択できる。

必要にして十分な機能を持ちつつも、細かい設定を意識せずに使える設計は、“筆記用具をMacintoshに持ち込んだそんな使い勝手をイメージした”という謳い文句通りだ。手軽にメールをやりとりしたいという人には最適なメーラだといえる。

この「PostinoClassic」のほかに、より多くの機能を搭載した「Postino」(シェアウェア(キーウェア))もある。
(福住 護)


スクリーンショット》 アドレスブックもシンプルでわかりやすい
スクリーンショット》 メールエディタウィンドウ。CCやBCCも使えるし、スタイルメールを使うかどうかもここで指定できる
スクリーンショット》 メールを自動的に振り分けられる
スクリーンショット》 「テーマ」で、ボタンバーやビューア背景のイメージを変更できる


【作 者】 (株)システムクリニック
【作者のホームページ】 http://www.syscli.co.jp/
【補 足】 シェアウェア(キーウェア)版「Postino」の価格は4,000円。シェアウェア版では、メールフォルダの階層管理、Base64(データフォーク)、BinHex、uuencodeのエンコード方式のサポート、「テーマ」のカスタマイズエディタなどの機能が追加される。シェアウェア版の試用期間は2週間で、試用期間中は機能制限は特にない。
ソフト作者からひとこと
ソフトを開発しようと思った動機、背景

開発自体は'96年10月にスタートしました。当時Macのメーラといえば「Eudora」しかなく、毎日使うソフトなんだからもっと楽しい、使いやすいものを、というコンセプトで開発を始めました。

開発中に苦労した点

苦労したことはたくさんありますが、そのひとつに製品版との差別化があります。「Classic」は製品版のお試し版、という位置付けではなく、「Classic」だけで日常的に使っていただけるものにしようと考えています。そのための機能のバランス取りに気を使いました。

ユーザにお勧めする使い方

とにかく一度使ってみてください。

  • ほとんど使わない機能のために鈍重・複雑になったメーラに嫌気が差している
  • インターネットの初心者で、メーラの使い方がよくわからない

そんな方にお勧めです。

決して多機能ではないですが、よく使う機能がわかりやすくまとめられた操作性、軽快な動作、とツボを押さえた作りになっているので、マニュアルなしでもすぐに使えるはずです。また機能的に物足りなくなったら、製品版「Postino」へ移行することもできます。

PalmPilotWorkPad をお使いの方は、「Postino(Classic)」とメールデータのシンクロを行うこともできます。メーラと「PostinoConduit」の開発者が同じなので、安心して使っていただくことができます(Conduitプログラムは、システムクリニックの ダウンロード のページからダウンロードできる)。

今後のバージョンアップ予定

今後もユーザの皆さんの声を聞きつつ、軽快さを失わないバージョンアップを行ってまいります。また、楽しくメールライフを送るためのメーラ「PostinoPalma」、WokrPadとのシンクロソフト「PostinoConduit」など、ラインナップの充実も図ってまいります。

「PostinoPalma」は、'99年6月15日リリース予定です。詳しくは ホームページ をご覧ください。
(株式会社システムクリニック)
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上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。

フリーソフト
PostinoClassic PPC版 1.6.1 あなたが普段お使いの筆記用具をMACに持ち込んだそんな使い勝手をイメージした電子メールソフト (760K)

フリーソフト
PostinoClassic 68K版 1.6.1 普段お使いの筆記用具をMACに持ち込んだそんな使い勝手をイメージした電子メールソフト (651K)

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