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	ベクターソフトニュース - 1999.04.14

	風と彼女　Ver.1.1 ライダーが主人公の青春ストーリー風アクションアドベンチャーゲーム ■Macintosh　■フリーソフト

	■走行中に転倒（涙）。慣れるまでは結構操作が難しい バイクに乗って彼女に逢いにいくというショートストーリー仕立てのアクションアドベンチャーゲーム。 ゲームは自分の部屋からスタート。ベッドから起きると、彼女から電話が入る。会話でうまく対応すると買い物を頼まれるので、バイクに乗ってまず買い物に行き、すべての買い物をすませたら彼女のマンションに向かう。うまくいけば彼女が部屋に入れてくれてハッピーエンドとなるが、事故で死んだり、マンションにたどり着いても彼女が不在だったりすることもある。 最初にバイクに乗るときは“本物っぽく”操作する必要があり、そのために教習所での練習モードも用意されている。いったんスタートしたら走行中はキーボード操作のアクションゲームになり、途中買い物をする場合はマウス操作となる。キー操作はシンプルだが、クルマを避けたり通行人を轢いたりしないように注意する必要がある。転倒したり事故を起こすと持ち点が減り、0になるとゲームオーバー。エンディングは上記のほか、牢獄入りなども用意されている。 ●

	オープニングの映画風のモノクロ画像とスライドギター風のテーマ曲が渋い。アドベンチャーとしては単純で、彼女からの電話をきちんと聞いていれば簡単にクリアできるため、どちらかというとアクションゲームの要素が強いといえる。ただし、バイクでぶっ飛ばせばいいというわけではなく、安全運転が求められるのがポイント。通行人も道路を走っているクルマもまったく避けてくれないので、細心の注意が必要だ。幸い教習所が用意されているので、本番前にしっかりライディングの練習をしておこう。 走行中、ターンシグナルとハザードの操作だけはマウスで行う。これが非常に難しく、マウスに持ち替えている間に人をはねたりクルマにぶつかったりしてしまう。ところが実際にはシグナルを出さなくても減点にはならないようだし、信号無視も特に問題ないようで、ちょっと中途半端な感じもする。どうせならもう少し操作しやすくして、交通法規を遵守するかどうかもポイントに加味すれば、よりリアルな感じが出るかもしれない。 （福住 護） 《スクリーンショット》　まずは教習所で十分に練習してから…… 《スクリーンショット》　ゲームは自分の部屋からゲームスタートする。彼女との電話がポイント 《スクリーンショット》　バイクにまたがる。う〜ん、なかなかイイ感じ 【作　者】 酒井 武志 さん

	■ソフトを開発しようと思った動機、背景 バイクというのは、本当に気持ちいいんです。そして大人になっても少年時代と変わらない気持ちにさせてくれるんですね。安全に走ってるだけでもストレス解消になる乗り物、僕の一番好きな乗り物なんです。どんな形にしろ生きてるうちにゲームにしなければ……とは思っていました（笑）。 ■開発中に苦労した点 最初、交通ルールをすべて入れようかと思いましたが、これはすぐにあきらめました。信号での各車とバイクの車間距離問題や通行人による勝手な交通事故の乱発など、作成しはじめたころは、もうボツにしたいほどでした（笑）。しかしなんとかだましだまし気力で仕上げたのです。 ■ユーザにお勧めする使い方 やはり最初は「練習コーナー」で、トップビューでのバイク操作に慣れてから、本編に挑戦するのがよいかと思います。本編スタート時のバイク起動シーンは、バイクを操作したことのない人には、ムズカシイと思いますが、勉強にはなるでしょう……。 ■おわりに 毎度のことながら、感想メールお待ちしております。最後にちょっと変わった楽しみ方を……。僕のソフト「いつもの店」をプレイしてくれた方は、この「風と彼女」の中に登場する「酔っぱらった主人公」と「佐藤さん」を探してみてください。 （酒井 武志）
	上で紹介したソフト（およびその関連ソフト）のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。 風と彼女 1.1　バイクで街へお買い物に出かけるゲーム!　(1,648K)

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