CADを使った製図では、マウス操作だけでいろいろなコマンドが選択ができるので、頭の中にある「やりたいこと」がすぐに画面に反映されます。そこに、とても効率のよさを感じました。また、意外だったのは「皆、この操作にすぐに慣れる」ということでした。

そこで、シフト作成を作図と見立てると、マウス操作で瞬時に「やりたいこと」が選択できれば、とても便利になると思い、当ソフトウェアに右クリックやダブルクリックを採用することにしました。私自身、CADでの製図が楽しい作業でしたので、「シフトを作成される方にも、シフト作成を楽しんでいただけたら」という思いで制作にとりかかりました。

以前の、看護師さんのシフト割り当てソフトの開発では、開発方法に制限があったため、右クリックなどを採用することができなかったのですが、当ソフトウェアは独自のソフトウェアなので、「こんなことができたら便利なのに」ということをすべて実現することができました。

基本的なシフトが決まっている現場には「自動作成」機能があると便利かと思い、1週間のローテーションをもとに1ヵ月分のシフトを自動で作成する機能をつけたり、シフト表に目印（マーク）をつけられるようにしてみたり、さらにはマークをつけるために入力したデータを利用して勤怠データとして利用できるようにしたりなど、コンパクトながらも多機能になってゆきました。

このように、どんどん機能が追加されてきましたので、現在では、性能の改善やわかりやすい表現にするなど、整備を中心としたバージョンアップを行っております。

お忙しいマネージャさんにとって、当ソフトウェアを使うことでシフト作成が少しでも楽しい作業になれば幸いです。