「BleachBit」は、パソコン上に残された不要なファイルを検索し、削除できるソフト。Webブラウザに記録されたキャッシュや履歴、Cookieなどはもちろん、画像ファイルのサムネイルキャッシュ（Thumbs.db）やシステム関連のアップデートアンインストーラなども削除できる。ファイル/フォルダを復元不可能にするシュレッダー（shred）機能も備える。

使い方は簡単。画面左側のリストで削除したい項目を選び、「プレビュー」を実行すると、削除対象ファイルの一覧が画面右側に表示される仕組み。あわせて「削除されるファイル数」「増加するディスク容量」などもわかる。続けて「Clean」を実行すれば、該当ファイルを完全に抹消できる。

リストには「Internet Explorer」「Firefox」「Google Chrome」といったWebブラウザをはじめ、「Flash」「Windows Explorer」「Microsoft Office」「システム」「ディープスキャン」などの項目が用意されている。各項目にはさらに下位項目があり、チェックボックスにマークすることで、当該アイテムが削除対象となる。上位項目をチェックした場合は、下位項目のすべてが選択される。

リストされた項目は、例えばWebブラウザでは、CookieやURL履歴、ダウンロード履歴、パスワードといったもの。ただし「Firefox」では、クラッシュレポートやセッション復元といった項目が用意され、アプリケーションによって多少の違いがある。

「Windows Explorer」では、サムネイルや最近使用したドキュメント一覧、検索履歴、「システム」では、MUICache、Update uninstallers、クリップボード、メモリダンプ、ディスク空き領域の確保などを指定することが可能。「ディープスキャン」には、.DS_StoreやThumbs.db、バックアップファイルといった項目が含まれる。

設定で「関係のないクリーナを隠す」のチェックボックスを外すと、それまで非表示だった項目が表示される（初期状態ではON）。さらに、削除したくないファイル/フォルダがあれば、「ホワイトリスト」に登録しておけばよい。

そのほかにも、

• 任意のファイル/フォルダの抹消（shred）
• フリースペースのワイプ