「宛名職人」は、住所録の入力・管理から宛名面・裏面の作成・印刷までを、少ない手間で簡単に作れるはがき作成ソフト。年賀状をはじめ、通常はがき、封筒、往復はがき、市販のラベル用紙などのテンプレートを数多く搭載し、さまざまな印刷物に対応する。新バージョン「19」では、新たにフルスクリーン表示とトラックパッドのマルチタッチジェスチャーに対応。OS X標準の「連絡先」との連携も強化され、従来以上に使いやすくなった。

年賀状のテンプレートは、そのまま“完成形”として使えるものが豊富に収録されている。オーソドックスな「シンプル」、カラフルで楽しい「カジュアル」、デジカメ写真を配置して使う「写真フレーム」に分けられ、用途や相手に最適なデザインを選べる。あとは、プレビューで確認しながら、アイテム（郵便番号、住所、会社・氏名、差出人、イラスト）を追加したり、配置を調整したりして、印刷するだけと簡単だ。

写真入りの年賀状も簡単に作成できる。「写真フレーム」のテンプレートを選択し、プレビュー画面でフレーム内に写真ファイルをドラッグ＆ドロップすれば、フレーム枠内に収まるように読み込んでくれる。もちろん、写真の一部をズームアップしたり、マスクで表示範囲を変更したりといった調整も行える。

宛名では、文字レイアウトを細かく調整することが可能。アイテム（郵便番号、宛名住所、宛名人）ごとのフォントを指定できるのはもちろん、住所に漢数字を用いたり（10→十または一〇）、番地のハイフンを「の」「ノ」「〜」に変換したり、会社名・部署名を小さめにしたり、部署名や肩書きの印刷位置を替えたりといった指定を行える。

住所録作成・管理機能では、住所録一覧（リスト）と住所録カードとが一体化され、同じ画面に表示されるようになった。住所録に登録できる項目は、はがき作成に用いる自宅・会社の住所をはじめ、電話番号、メールアドレス、Webサイト（URL）などの連絡先情報、誕生日や干支、年齢、星座、血液型、性格、趣味などと豊富。詳細な個人情報を登録しておける。新バージョン「19」では、メモ/情報欄にニックネームおよび旧姓の項目が追加されたほか、「携帯電話」ではiPhoneを、また「E-mail」ではSNSアカウントを選べるようになり、「連絡先」の登録データとの連携がより緊密になるよう改良された。