そのときにプログラム担当のメンバーがすでにアクションゲームを作ろうとしていて、プログラマの作りたいアクションを聞いたところ、「スタイリッシュな剣撃もの」ということだったので、さらにそのころXbox 360などの一部ゲームで取り入れられ始めていた「時間巻き戻し機能・能力」や動画サイトで見かけるようになった「TAS動画」（ツールアシストスピードラン→ミスなどを巻き戻し、なかったことにして理想的なプレイ動画を作る技術）を入れてゲームを作ろうという話になりました。

そして、時間を巻き戻すのであれば、任意スクロールよりも強制スクロールの方が向いているだろうと思ったので、強制スクロールの時間巻き戻し剣撃アクションゲームとなりました。

開発中に苦労した点
最初は半年くらいで終わるつもりの企画だったのですが、全員はじめてのゲーム制作だったので、それぞれの制作時間の見積もり違いが大きくて、結果的に開発に予定の倍以上の時間がかかってしまいました。なるべく、制作予定は体感よりも大きく取る方がよいということがわかり、よい経験になりました。

また、ゲーム本編よりも、各種バグ取りやメニュー画面、シーン遷移などの細かな部分を詰める作業の方に結構時間がかかってしまいました。モチベーションの大切さを学べました。

見どころ
時間を巻き戻したときに落ちたブロックも巻き戻ったり、敵弾を剣で反射できたり、ノーマルとハードでいろいろ違ったり、などはこだわりです。また、曲が非常によい仕上がりになりましたので、ぜひ聞いていただきたい！

ちょっとした心残り
エンディングは当初「遊べるエンディングにしよう」という案があったのですが、制作時間の関係で入れられなかったのは少々残念でした。せめてもの代わりに、エンディングは曲に合わせてページが切り替わるようにはしました。

難しい！　という方へアドバイス
とにかくダメージを食らったらすぐに「リバース」で巻き戻すことを心掛けてみてください。HPが回復しますので、だいぶ楽になりますよ。あとはよくやられる場所や敵を覚えて、「攻撃」や「TAS」でどうにかしてみましょう。

やり込み派の方へ
ぜひハード、アクセル、ノーダメージクリアを目指してみてください。

今回はどうもありがとうございました！