ゲームの形式が独特で、ルールなどを把握するのに若干手間取るが、いったん理解できると、これがなかなかおもしろい。タイミングが悪いと、矢印が目的の方向を向くまで待たなくてはならないという（アクション的な部分による）テンポの悪さは感じられるものの、思考型パズルが好きな人には強くお勧めできる。BGMとして流れるボーカル付き音楽の選曲も個人的にはポイントが高い。

操作の回数や時間などの縛りはなく、試行錯誤しながら気軽にプレイできるのもうれしい。慣れないうちはとりあえず先に全方向のVectorを集めておいてから、いろいろと試してみるとよいだろう。たとえ間違っても、やり直しは何度でもできるので心配ない。

ただし、パズルそのものの難易度はかなり高め。ステージ上に存在するVectorはターゲットと同じ数しかなく、移動以外の操作でミスをすると、たちまちハマってしまう。

クリアには最後のターゲットをグリーンゾーンで破壊した場合と、それ以外の場合との2種類がある。グリーンゾーンで破壊すると「Excellent」と表示され、記録もカウントされる。余裕ができたら、ぜひ狙ってみたい。