親子や兄弟などの関係を表した家系図を手軽に作成できるソフト。氏名や生年月日などの情報と各個人のつながりを登録することで、自動的にチャートが作成される。「家系図ツールズ」はその名の通り、家系図や相関図の作成に特化した専用のチャート作成ソフト。写真を貼り付けたり、人間関係を図式化したりして、グラフィカルで見やすい図を簡単に作ることができる。
家系図を作成するには、まず「個人情報」を入力し、親子や夫婦などの関係を設定する。個人情報を登録すると、家系図画面上にひとり分のボックス(個人オブジェクトという)が作成され、さらに個人情報に「配偶者」「父親」「母親」などを設定することで、関係する個人オブジェクト同士が線で結ばれる仕組み。個人オブジェクトはドラッグで自由に動かすことができ、移動するとそれに合わせて線も描き替えてくれる。
「個人情報」には氏名と読みのほかにニックネーム、生年月日、死亡、血液型、性別、住所、顔写真(画像)、イベントなどの情報を登録できる。配偶者や父親、母親は、すでに登録されている人をドロップダウンリストから選択して指定できるようになっている。
「個人情報」以外にも「家族情報」「関係情報」を登録することが可能。「家族情報」は、家族名と家族を構成するメンバーを登録するもので、家系図上ではひとつの家族は線で囲まれて表示される。これにより、婚姻などで複雑になった家系図上でも家族の区別を明確にすることができる。
「関係情報」は、婚姻(配偶者)や親子以外の関係を表すのに利用できるもの。関係を設定した個人オブジェクトも(配偶者や親子とは異なる)線で結ばれ、関係名(任意でつけることのできる名前)が表示される。関係名をマウスでポイントすると、メモに入力した内容がポップアップ表示される。
家族を囲む線や関係を表す線は、線の種類や太さ、色などをカスタマイズすることが可能。家族名や関係名などのラベル文字のフォントや背景色なども指定できる。
作成した家系図は印刷できるのはもちろん、インターネット上で公開することも可能。公開範囲は、家系図Noを教えた相手だけに限定する「グループ公開」と、誰でも自由に閲覧できる「一般公開」のいずれかを選べる。