簡単な操作で住宅デザインをシミュレートできるソフト。間取り図をもとに、外観や内装を立体化して見ることができる。「3DマイホームデザイナーLS2」は、部屋や建具、インテリアなどのパーツを配置してゆくだけで住宅をデザインできる、家庭用の住宅デザインソフト。「マイホームデザイナー LS」の後継にあたり、LDKや水周りなどを家具・設備付きのセットで配置できる「まとめて間取り配置・編集」や、間取り図に付箋を貼り付けられる「リクエストラベル」など、いくつかの新機能が追加された。Google Earth上に3D住宅を建築することもできるようになった。
「3DマイホームデザイナーLS2」では、敷地や建蔽率・容積率など、住宅建築の実情に即したプランやデザインを作成することが可能。敷地は、土地図面をスキャンして取り込み、正確な形状のもとで間取り図を作ることができる。また、間取り図の作成に並行して建蔽率・容積率が計算され、規定をオーバーした場合は警告が表示される。
部屋や建具、家具などのパーツは、実際の製品をもとにした5,000点以上が用意されており(別途、有料サービスの「データセンター」から追加することも可能)、これらのパーツを編集画面上に配置してゆくだけで、簡単に間取り図を描けるようになっている。
大きな特徴は、できあがった間取り図を立体化して、住宅のイメージをより明確に確認できること。外壁や内装の材質や色も設定できる。回転させて360度の角度から外観を見ることができるほか、内部を実際に歩き回る感覚で見られる「ウォークスルー」機能もある。外観や内部を見るときの光の加減を「昼」「夕」「夜」で切り替えることも可能だ(新バージョンでの追加機能)。
新バージョン「LS2」では、パーツを個別に配置するだけでなく、LDKや子ども部屋、寝室、水周りいった「かたまり」ごとにセットで配置することができるようになった。セットには家具や設備なども含まれるが、配置後は家具、設備などを個別に移動したり、入れ替えたりといったことも可能だ。
さらに、間取り図上への付箋の貼り付け機能も新バージョンで追加されたもの。家族や施工者の意見、アイデアなどを貼り付けて、検討の際の材料にできる。付箋には顔イラストをつけて「誰の意見なのか」を見分けられるほか、付箋色やフォントを個別に設定することも可能だ。
そのほか、「インテリア診断」「日当たりチェック」「構造診断」などのチェック機能もある。作成した3DイメージをGoogle Earth上に建てることも可能だ。