「はいぱー値札作成」は、値札をきれいに、かつ手軽に作成できる値札作成支援ソフト。作成できるのは、棚札（商品陳列棚に置く値札）と貼付用値札の2種類。値札のほか、商品台帳を作成することも可能。各値札には、消費税込みの「総額」、商品名、バーコードなどが印刷される。

値札のスタイルには「全体が正方形にまとまった形」「横に長い形」の2種類が用意されている。出力したい形状に合わせて、どちらかを選択すればよい。さらに、縦横のサイズをユーザが指定して値札を作成することも可能。「商品名や価格などの項目ごとに文字色やフォントを変更する」「社名のロゴなどの画像を付加する」といったこともできる。

「棚札」では、縁飾り（太さや色は指定可能）を付けて目立たせることができる。ヘッダを付けることも可能で、すべての棚札に「SALE」「特価」などの文字をまとめて入れられる。「商品台帳」では、品番/商品名/価格/バーコードなどを一覧表示した台帳を印刷することが可能だ。

値札作成用データの入力は、メイン画面からの直接入力で行えるほか、カンマ区切りのCSVファイルを読み込むことも可能。CSVファイル経由で、表計算ソフトやデータベースのデータも簡単に利用できる。Excelのワークシートをインポートする機能もある。登録されたデータは「品番等」「商品名」「備考」「JANコード」でソートすることが可能だ。

商品価格の入力やインポートは「税込価格」「本体価格」のいずれにも対応する。チェックディジットのない未完成なJANコードに一括してC/Dを付加する「チェックディジット一括挿入」機能も備えている。

直接デザインそのものを操作するのではなく、ダイアログボックスで必要なパラメータを変更するだけで、簡単にデザインを変更できるのは使いやすい。そのため、誰が使っても失敗することなく、見やすいデザインの値札をすばやく作成できる。ある程度パソコンに慣れた人であれば、ヘルプを見ることなく直感的に使いこなすことができるだろう。

ワープロや表計算ソフト、データベースなどを利用しての値札作成に苦労している人は、ぜひ一度試してみてもらいたい。

開発中に苦労した点
ユーザさまの強い要望もあって、値札にバーコードを出力することになりました。JANコードの仕組みなどはネットで調べることができましたが、どのようにしてHTMLに出力して、きちんと読み取れるものにするかにはいささか苦心しました。

ユーザにお勧めする使い方
値札データはCSV形式ですので、表計算ソフトやデータベースにあるデータを編集することで、再利用することが可能です。「はいぱー値札作成」には棚札（いわゆる商品ポップ）のほか、商品一つひとつに取り付ける値札やバーコード付きの商品台帳を出力する機能もありますので、ぜひお試しください。

今後のバージョンアップ予定
ユーザさまのご要望にお応えする形で、毎回バージョンアップを続けています。今後も作者の限られたスキルの範囲内で可能な限り改良していきたいと思います。