「MasterBlaze」は、世界を創り出す光「マスターブレイズ」を求めて、枝分かれして連なる10種類以上の「ワールド」を探検していくRPG。「ワールド」は五つのフロアで構成され、各フロアのマップやアイテム配置などは、プレイごとにランダムに生成される。フロアには高低差があり、プレイヤーキャラは三つ以上の段差があるところには移動できないなどの制約がある。

モンスターと接触するとターン制の戦闘となるが、その際は高い位置にいる方が有利になる。モンスターと戦うと「フォース」（レベルのようなもの）が強化され、攻撃力や防御力などが上がる。自分よりフォースの低いモンスターを支配して、「サーバント」と呼ばれる手下にすることも可能。サーバントがいると戦闘が有利になるのはもちろん、サーバントの種類ごとに異なる特殊能力（フォースシンボル）を活用することもできる。

最下層の5Fに辿り着き、そこにある魔法陣に乗ると、次のワールドへと移動することができる。ワールド同士は枝分かれしてつながっており、次にどのワールドへ行くかは、分岐アイテムを所持している、あるいはワールドのボスモンスターをサーバントにしている、などの条件によって決定される。

ワールドごとに「火」「水」「風」「地」の四つの属性のバランスが異なり、これによって効果の高いアイテムの種類も変化する。また、ワールド移動時に「未来の自分」と出会うことがあり、未来の自分にアイテムを渡すことも可能だ。

ただし、見かけとは裏腹になかなか手強いゲームだ。ワールドの属性や地形の有利不利を意識しながら、使用するアイテムを選び、戦術を練って有利に戦いを進めないと、なかなか先へは進めない。サーバントにするモンスターの選択やその使い方、特殊能力の使い方も重要だ。ワールドの移動が一本道ではなく枝分かれしているため、目的とするワールドに辿り着くのもなかなか大変だ。運に左右される部分も非常に大きい。

しかし、それだけにやり応えもあるゲームである。操作性が非常によく、テンポよく短時間で何度も行えるゲームなので、繰り返しのプレイも苦にならない。地下2階までの試用が可能なので、「エルダーブレイズ（DL）」が気に入っていた人はもちろん、そうでない人もぜひ一度試しにプレイしてみてもらいたい。

このゲームでは、なんと敵であるモンスターを仲間にしてしまうサーバントシステムが搭載され、しかもマップなんか途中で分岐しちゃうし、さらに未来の自分と接触して、いま持っているアイテムを渡すことだってできてしまう！　第二弾というだけあって、エライことになってます！

マップシステムもさらに進化し、高低差のあるマップが登場！　この高低差をうまく利用しろ！　また、パッケージ版から再度バランスを取り直しているし、Windows 2000やWindows XPにも対応しています！