さまざまなモンスターやトラップが待ち受ける奥深いダンジョンを探検して、伝説の「エルダーブレイズ」を探し出すというストーリーのファンタジックRPG。探検には「スクワイヤ」と呼ばれる謎の生物が従者として付き従い、主人公を助けて活躍する。クラスチェンジで職業を変え、主人公の特性を変えることができる。「エルダーブレイズ」は、クォータービューで描かれたプレイ画面が幻想的で美しい、ターン制のRPG。敵キャラへの攻撃は、ターンを繰り返しながら進めていく。ダンジョン内に散在するアイテムを拾って利用しながら、モンスターと戦い、ダンジョンの奥深くに眠る「エルダーブレイズ」というアイテムを持ち帰ることがプレイヤーの目的だ。
アイテムや魔法は豊富。アイテムには、耐久度というパラメータがあり、消耗して0になると壊れてしまう。また、空腹度では、0になるとHPが減ってゆき、最終的に主人公が餓死してしまうなど、なかなかリアル。さらに、グラフィックや効果音もリアルで、臨場感を盛り上げる。
主人公は最初、「ノービス(見習い)」という職業からスタートするが、ある条件を満たすことでクラスチェンジ(転職)できるようになる。転職できる職業には「ファイター(戦士)」「シーフ(盗賊)」「アーチャー(射手)」「ウィザード(魔術師)」の4種類がある。使用できるアイテムや能力が異なっており、それぞれ違った特徴を持っている。
ゲームのアクセントになっているのが「スクワイヤ(SQUIER)」と呼ばれる魔法生物の存在。スクワイヤは、主人公の行くところにはどこまでもついて来て、一緒に戦い、さまざまで魔法で支援してくれる、プレイヤーにとってはありがたい生物だ。拾ったアイテムをスクワイヤに「食わせて」おくと、次回の冒険時にそれを使用できるという、優れた能力も持っている。
なお、「エルダーブレイズ」では、途中でデータをセーブし、主人公がダンジョン内で倒れてしまった場合にそこからやり直す、ということはできない。この場合、主人公は地上に戻され、レベルも1になってしまう。集めたアイテムも基本的にすべて失われる。舞台となるダンジョンもプレイするたびにマップやアイテムの出現位置などが変化するため、探検は毎回が真剣勝負。手に入るアイテムが異なったり、モンスターの分布が変わってきたりと、プレイのたびに難易度が大幅に変化する。そのため、何度やっても新鮮で飽きがこない。