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ベクターソフトニュース - 2000.12.13 |
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Wozax for Windows Ver.2.30
随所に独自の個性が光る高機能アウトラインプロセッサ ■Windows98/95 ■シェアウェア |
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筆者は、少し前のMac用を含め、比較的多くのアウトラインプロセッサに触れてきたと思うのだが、結局ライターの仕事をこなす上で本格的に使い込んだものはない。構成の複雑な長文を執筆する機会がなく、逆に記事執筆用にアイデアやメモを整理するといった使い方が主なので、見出しの操作などは執筆のペースをダウンさせる結果に終ることが多かったためだろうと自己分析している(筆者のメインである雑誌の仕事は短時間で仕上げる必要があり文字量もそれほど多くないので、細かく構成を練っているより、ポイントだけつかんでいきなり書いたほうが効率がいい)。
そういう視点からするとこのWozaxはかなり多機能なソフトといえる。例えばサテライト機能では「ポッと思いついたアイデアをストックしておいて、そこから取捨選択したものをツリーへドロップして見出しを作り、さらにドラッグ&ドロップで構成を練る」といった使い方ができる。また、選択したテキストをノードとして登録できる機能などもあって、ノードの操作にはかなり配慮されているのがわかる。ノードの検索結果を外部エディタに出力できるのはアイデア整理の段階と執筆の段階との間の距離を縮め、連携を密にしてくれるのに役立ちそうだ。 だが、残念ながら、筆者はこれまでアウトラインプロセッサをそういうレベルまで使い込んでこなかったので、あくまで「便利そうだ」というイメージを語るしかない。豊富な機能を説明はできても実証的に「お勧め」と断言できないもどかしさの方が強く残ってしまった(いうまでもなく、これはソフトの問題ではない)。 想像するに、作者は相当にアウトラインプロセッサを使い込んでいて、思い入れも要求レベルも高い方なのではないかと思う。というわけで、このWozaxはこれまでアウトラインプロセッサをいくつか使った経験がある人にこそ試してもらいたいソフト、というのがとりあえずの結論だ。 なお筆者の環境では、ショートカットキーで子レベルのノードをうまく作れなかったり、書式を変更すると表示が崩れるといった症状が見られる場合があった。 (福住 護)
《スクリーンショット》 ルーラによるインデントや箇条書きなどのレイアウト機能もある 《スクリーンショット》 検索結果はレポートウィンドウに表示。リストからノードにジャンプしたり、外部エディタに出力したりできる 《スクリーンショット》 サテライト内の項目をツリーへドラッグ&ドロップしてノードの構成を変更できる 《スクリーンショット》 メモや予定を記入できるMyBoardというツールも付属する 【作 者】 Houbou さん 【動作に必要なソフト】 COMCTL32.DLL 4.7以降 【レジ作品番号】 SR016285 【補 足】 試用期間は30日間。試用期間中の機能制限は特に設けられていない |
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