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ベクターソフトニュース - 2000.01.26
Ju's iEdit Ju's iEdit Ver.2.7.1
ドラッグ&ドロップでリンクなどの挿入が可能な、タグ挿入型HTMLエディタ
Macintosh PPC メールウェア
「Ju's iEdit」の動作画面
■タグ挿入はメニューまたはショートカットですばやく行える。

タグ挿入型のHTMLエディタ。ドラッグ&ドロップによるリンク先ファイルやイメージの挿入、AppleScriptによる自動処理など、HTMLを編集するために便利な機能が数多く追加されているのが特徴。

Ju's iEditでは、一般的なテキストエディタ同様に文章を入力し、その後、タグを挿入してゆくという方法で簡単にHTMLの記述が行える。タグの挿入は、テキストを選択し、上部のWWWメニューから挿入したいタグを選択するだけでよい。頻繁に使用するタグはショートカットキーが割り当てられているので、キーボード中心で操作する人はよりすばやい編集が可能だ。基本的なタグはほとんどサポートされているが、サポート外のタグもユーザが簡単に追加できるようになっている。

リンクやインライン画像の挿入はメニューからタグを選択して行う以外にも、ファイルアイコンのドラッグ&ドロップで行える。例えばテキストを選択し、そこに別のテキストアイコンをドロップすれば相対パスでリンクが作成され、画像をドロップすれば、選択位置に<IMG>タグが画像のパス、サイズ(WIDTH、HEIGHT)とともに挿入される。

面倒なテーブルの作成も、Excelやクラリスワークスなどの表計算ソフトとの連携で簡単に行うことが可能で、
  1. 表計算ソフトで表を作成
  2. 表として作成したい範囲を選択しコピー
  3. Ju's iEditのEditメニューから「Paste tab as TABLE」を使って貼り込む
という操作だけで、<TABLE>タグ付きに変換された表が完成する。

さらに、NetscapeやInternet Explorerと連携してプレビューを行いながらHTMLを作成できたり、現在参照中のページのソースをJu's iEditに直接取り込んだり、AppleScriptを利用して、あらかじめ登録済みのホームページ用ディレクトリに対してFTPを行うことができるなど、HTMLの作成からアップロードまでJu's iEditだけでまかなえるようになっている。

reviewer's EYE タブ区切りテキストのテーブル変換機能はいうまでもなく便利なのだが、意外に重宝するのが、Web上からファイルデータをそのまま編集中のテキストへ読み込むことができるhttp簡易クライアント機能だ。また、一般的なテキストエディタに比べ、よく使うタグがあらかじめメニュー上に用意してあったり、ドロップによっての画像挿入(サイズ計算付き)機能など、まさに“痒いところに手が届く”仕様になっている。

メニューが英語になっているので多少取っつきにくい面があるのが残念だが、これだけの機能を有しながらメールウェアとして公開した作者に敬意を表したい。

Ju's iEditは「とりあえず簡単でもよいからページを作りたい」人から「テキストエディタでごりごりページを書く」派まで幅広く使うことができる。「ビジュアルなHTML作成ツールもよいけれど、もっと簡単にページを作成したい」というユーザや、日記など頻繁に更新するページを短時間で作成したい人にはお勧めのHTMLエディタだ。
(宮原 公文)


スクリーンショット》 初期設定で、ホームページが置かれているリモートサーバ、ディレクトリを設定し、AppleScriptでアップロードできる
スクリーンショット》 Excelなどの表計算ソフトから簡単にテーブルを作成できる(1)
スクリーンショット》 Excelなどの表計算ソフトから簡単にテーブルを作成できる(2)
スクリーンショット》 Macroメニュー。Ju's iEditに未登録のタグや、よく使う定型句はここに登録しておける


【作 者】 野田 純生 さん
【作者のホームページ】 http://member.nifty.ne.jp/junnama/
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

HTMLの入力を楽にできないか? が始まりでした。もともとはHyperCardで似たようなものを作成していたのですが、REALbasicを使うようになってこれに移植し、HyperCardでは実現することが難しかったドラッグ&ドロップ等を実装していきました。

WYSIWYGタイプのHTMLエディタもいろいろありますが、Webデザインの現場では他のデザイナーの作成したHTML文書を直接修正したり、他のデザイナーが作ったページにあわせて他のページを作ったりというようにHTMLソースを直接編集するケースがどうしても出てきます。私自身が仕事で大量のWebページを作ったり修正したりしている関係で、自分のために機能を追加していった結果、このエディタができあがりました。

■開発中に苦労した点

もともとREALbasicを覚えながら少しずつ機能を追加していきましたので、REALbasicを覚えたてのころに書いたコードが残ったままで(あとで自分で汚いコードだなぁと思ってしまう)、無駄に大きいアプリケーションサイズ、修正追加がだんだん難しくなってくる等の問題点を孕んでいます(なにせREALbasicでまともに作った初めてのソフトですから)。REALbasicの制約といった面では結構苦労しました。タグの色付け、Undo、AppleEventへの対応等は未だに自分で不満が残っています。

■ユーザにお勧めする使い方

ドラッグ&ドロップでのリンク、画像の挿入等はぜひ試してください。タグの入力程度ならマニュアル不要で直観的にできますが、Netscape等のブラウザとの連係や「Upload」等のマクロ(実体はAppleScript)を使いこなすとWebページの修正・更新がかなり省力化できるはずです。

■今後のバージョンアップ予定

とりあえず、表示FONTサイズの変更,AppleScript対応の強化,タグの大文字小文字変換への対応を行いたいと思っています。次のステップとして、タグの種類の見直し(HTML 4.0対応、スタイルシート対応)、主な機能のパレット化等に取り組みたいと思います。
(野田 純生)
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フリーソフト
Ju's iEdit(PPC) 3.8.2 html編集に特化したテキストエディタ (976K)




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