前回の特集でも述べた通り、Palmデバイスの大きな魅力は、Palmware(Palmデバイス用のソフトウェア)が豊富に揃っているという点にある。しかし、WindowsやMacintosh用のソフトウェアがそうであるように、一口にPalmwareといっても様々な役割を持ったソフトウェアが存在する。
例えば、PalmOSに標準で付属する「メモ帳」は文字通りメモすることを目的にしており、「環境設定」はPalmの各種環境を調整するために存在している。PC用ソフトでいえば、「メモ帳」はエディタ系のアプリケーションで、「環境設定」はユーティリティ系のアプリケーションとなるだろう。
これらはPalmwareという同じ肩書きは持っていても、目的がまったく異なるわけだ。特にPalmの場合、ユーティリティ系アプリから派生した「Hackソフト」「DAソフト」などの独自のソフト形態があるので、これについての理解がないと、「これはいったい何に使うんだろう?」と悩んでしまうことになる。
今回の特集では、Palmwareを「アプリケーション系」、「システム機能拡張」、「専用ソフト向けデータ」、「その他」の4つのカテゴリーに分類して解説したい。また、「システム機能拡張系」のうち、前述の「Hackソフト」、「DAソフト」については、特に詳しく紹介する。
(白瀧 由裕)
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■アプリケーション系
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アプリケーション系Palmware
Palm標準の「メモ帳」や「アドレス」などを筆頭に、インターネット用やゲーム、時計など、最もソフトの種類が多い
1. 置き換えアプリ / 2. ユーティリティ系 / 3. 独自アプリ
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■専用データ
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データとデータ閲覧ソフト
Palmで利用できるデータ集とデータ閲覧のためのソフト
1. DOC形式とは? / 2. JFile形式とは?
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■その他のPalmware
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その他のPalmware
Palm専用のドライバやPCへインストールし連携するソフト
1. 専用ドライバ&専用ソフト / 2. コンジットソフト / 3. データ連携用ソフト
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■実際にPalmwareを動かそう
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やってみよう
実際にソフトをダウンロードしてみよう
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