Windowsの歴史から、Vistaで何が変わったのか?
何ができるのか?などなど、Vistaのポイント解説します。
画面取り込み機能の強化
細かい話になるが、現在表示されているデスクトップ画面を画像として保存する機能が単体アプリケーションとして搭載された。これまでは、キーボードの【PrintScreen】キーや【Alt】+【PrintScreen】キーで、デスクトップ画面やウィンドウ画面のキャプチャが可能であったが、単体のアプリケーションとして利用できるものではなかったため、あまり知られていなかった。
Windows Vistaで搭載された新ツール「Snipping Tool」では、現在の画面の任意の位置をマウスで選択して画像ファイルとして保存することができるようになった。もちろんAero Glassで半透明表示されている画面もキャプチャすることが可能だ(図13)。
自動デフラグ
ここからは、強化されたメンテナンス機能について紹介しよう。Windows Vistaでは、時間のかかる「ディスクデフラグ」機能が、スケジュールに従って自動的に実行できるようになった(図14)。スケジュールは、毎週決まった曜日や毎日決まった時間といったように、非常に柔軟に指定できる。また指定した時間になっても、PCの負荷がある程度高い場合(なにか作業をしている場合)には実行しないようにする、といった細かな指定も可能だ。「寝ている間に自動的にデフラグを実行し、常にPCを最良の状態で利用する」とったことも行える。