Windowsの歴史から、Vistaで何が変わったのか?
何ができるのか?などなど、Vistaのポイント解説します。
スケジュールの公開も可能
新ツール「Windowsカレンダー」は、単にカレンダーが表示できるだけのツールではなく、予定を書き込んだり、アラームを表示したりといった「スケジューラ」としての機能も搭載するPIMツールだ(図08)。もちろんアドレス帳などの他のツールとの連携も行える。いわば「Outlook」の超サブセット版と考えればいいだろう。
注目したいのはネットワーク経由でスケジュールを公開できる点だ(図09)。この機能を使えば、自分のPCに入れたスケジュールをネットワーク経由で他の人から参照することもできるようになる。いわば簡易的な「グループウェア」としても利用できる。もちろんどのスケジュールを公開するかは、入力する人が自由に選択することが可能だ。
PC上で作成した文書をFAXで送信する「Windows FAXとスキャン」機能は、ウィンドウ内でFAX内容のプレビューが可能となるなど、使い勝手が大幅に向上した(図10)。WordやExcelといった他のツールで作成した文書を、あたかもプリンタに印刷するように、遠隔地のFAXに送信できる。FAXモデムはPCに内蔵されたものはもちろん、ネットワークで接続された他のPCのFAXモデム経由で出力することもできる。
ビジネス向け機能としてはこのほかに、ネットワークで接続された他のPCのプロジェクタを使用する「ネットワークプロジェクタ」機能も新たに搭載された。会議の際、プロジェクタのケーブルを毎回自分のPCにつなぎかえる必要なく、どのPCからでも自由にプロジェクタ出力が行えるようになる。