Windowsの歴史から、Vistaで何が変わったのか?
何ができるのか?などなど、Vistaのポイント解説します。
強化された動画機能
動画機能では、動画編集ソフト「Windowsムービーメーカー2」がWindows XP付属のものよりもさらに強化された。「ムービーメーカー2」は、Windows XP Service Pack2で大幅な機能強化が行われ、DVキャプチャやDVへの書き戻しなど、市販の動画編集ソフトにも劣らないほどの高性能化が達成されている。Windows Vistaではこの機能がさらに使いやすくなり、ちょっとした動画編集用途であれば、もはや市販ソフトなど不要というレベルにまで達している(図05)。
さらに、Vista Home PremiumおよびUltimateエディションに付属の「ムービーメーカーHD」では、1920×1080ドットという、いわゆるハイビジョン解像度の編集にも対応した。出力できるファイル形式はWMV-HDのみとなるが、今度普及するハイビジョン環境にあわせた変化として歓迎したい。
ムービーメーカーにより編集された動画は、新たに付属したDVDオーサリングソフト「DVDメーカー」によって、DVDオーサリングが行える(図06)。
DVDにしたい動画をドラッグ&ドロップで登録していくだけで簡単にDVDが作成できるツールで、DVD作成に必須となるメニューもテンプレートを用いて簡単に作成できる。付属するテンプレートも豊富で、質も高い(図07)。
テンプレート自体のカスタマイズ機能もある。これを利用すれば、動画メニューやBGMつきのメニューも作成できるなど、ムービーメーカーと同様、もはや市販ツールは不要というレベルの性能だ。もちろん書き込み型DVDドライブが利用できる環境であれば、最終的にDVDプレーヤーで再生可能なDVD-Rを作成する機能もある。