Vistaって?

Windowsの歴史から、Vistaで何が変わったのか?
何ができるのか?などなど、Vistaのポイント解説します。

連載コーナー

【連載】【連載】第3回 “製品版”Windows Vista速報レビュー(2)

更新されたユーザアカウント制御
図1 システム設定など管理者権限が必要な時には、確認が行われる Windows 2000/XPなどの「NT系OS」では、管理者(Administrators)、パワーユーザ(Power Users)、一般ユーザ(Users)など、さまざまな権限を持つユーザのレベル付けが可能で、従来からも「重要なシステム領域の変更には管理者権限が必要」といった制御を行えた。しかし、実際に運用しようとすると、結局、普段使うユーザアカウントに管理者権限を割り当てられることが多かったのではないだろうか。 「グループごとに何ができて何ができないか」といった制御が複雑でわかりづらく、またちょっと高度なこと──例えば新しいアプリケーションのインストールなど──をするだけで、すぐに管理者権限が必要になってしまうからだ。この切り替えが面倒なため、ついつい、いつも管理者権限のまま使われてしまっていた。


図1b プログラムがシステムを改変しようとした場合にも警告される Windows Vistaでは、こうした複雑さが解消された上に、たとえ管理者権限があった場合でも、通常の方法でログオンした場合には常に「一般ユーザ」の権限で動作するようになった。ユーザが、管理者権限のある操作を行うたび、管理者権限ユーザに「昇格」するかどうかを問い合わせられるようになったのである。 このように毎回確認が行われることで、ユーザが誤ってシステムを破壊してしまうような動作が禁止されるとともに、「トロイの木馬」のように、隠れてシステムを改変するようなプログラムを検知しやすくしている。これまでより安全にコンピュータを利用できるようになったわけだ。

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