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Web活用法(2)・作りたいときが作るとき!
ホームページお手軽作成術
for Macintosh

ホームページをアップロードしよう!

ームページのHTMLファイルが完成したら、いよいよプロバイダのサーバへアップロードして、自分のホームページを公開することになる。

「Fetch」のアイコン。
画面22●「Fetch」のアイコン。ホームページのアップロードはもちろん、容量の大きな転送を行う際にも必携のツールだ
ファイルのアップロードは、FTP(File Transfer Protocol)というプロトコルで行われることが多い。インターネット上でFTPを扱うためのMac用ソフトはいくつかあるが、そのうち代表的なソフトの一つが「Fetch」(画面22)というシェアウェア。FTPサーバへのファイルのアップロード(Put)、ダウンロード(Get)が行えるアプリケーションだ。

それでは早速Fetchを利用して、アップロードを開始しよう。

自分のホームページスペースへのアクセス方法をプロバイダからの情報で確認したら、Fetchを起動し、設定を行う。[Customize]メニューから[Preferences...]を選び、[Upload]タグをクリック。ここのセッティングが画面23のようになっていることを確認しよう。ポイントは[Default text format]が[Text]に、[Default non-text format]が[Raw Data]になっていること。ここがきちんと設定されていないと、データをうまくアップロードすることができない。

[Customise]→[Prefereces...]→[Upload]と開き、フォーマットの設定をする。
画面23●[Customize]→[Preferences...]→[Upload]と開き、フォーマットの設定をする
もう一つ、[Misc]タグを開いて、[Translate ISO characters]にチェックが付いていたら外しておくこと。ここにチェックが入っていると、日本語テキストを送ったときに文字化けすることがある。

設定が済んだらいよいよホームページ用のファイルをアップロードする。プロバイダに接続したら、Fetchの[File]メニューから[New Connection...]を選ぶ。ウィンドウが開いたら、プロバイダ指定の情報を[Host][User ID][Password]の各フィールドに入力し(画面24)、OKボタンを押す。

[File]→[New Connection...]を開き、ホスト名やID、パスワードなどを入力する
画面24●[File]→[New Connection...]を開き、ホスト名やID、パスワードなどを入力する
うまく接続してプロバイダに割り当てられた自分のディレクトリに入ると、画面25のようなウィンドウが開く。ウィンドウが開いたら、そのなかでホームページアップロード用としてプロバイダに指定されたディレクトリを開こう。ディレクトリが開いたら、あらかじめ準備したアップロード用のファイルを選択して[Put File]ボタンを押すか、すべてのファイル、フォルダを選んで、Fetchのウィンドウへドラッグ&ドロップする。これでアップロードが開始される。Fetchの犬のアイコンが右を向いて走っていれば、アップロード中だ(画面26の上側中央)。

アップロードが終了したら、アップロードしたいファイルがすべてサーバへコピーされたことを確認しよう。

プロバイダから指定された自分のディレクトリの中で、ファイルのアップロード用ディレクトリを開く
画面25●プロバイダから指定された自分のディレクトリの中で、ファイルのアップロード用ディレクトリを開く
なお、Fetchには、頻繁にアクセスするディレクトリを「Shortcut」として登録する機能があるので、接続を切る前に自分のホームページのディレクトリを登録しておくと便利だ。[Customize]メニューから[New Shortcut...]を選び、開いた「Bookmark Editor」ウィンドウを確認したら、OKボタンを押す。いったん登録すると、次回からはホスト名やパスワードをいちいち入力しなくても、Fileメニューの[Open Shortcut]メニューから直接自分のディレクトリへ入ることができるようになるので、ホームページの更新のときなど便利だ。

犬が右を向いて走っていたらアップロード中
図26●犬が右を向いて走っていたらアップロード中
アップロードが終了したら、ブラウザでインターネット上に公開された自分のホームページを開いてみよう。インターネットに接続して、WWWブラウザのウィンドウにURLを入力すると、苦労して作ったホームページが現れるはず。もうあなたのホームページを世界中の人が見られるようになったということなのだ。あとは積極的にPRして、なるべく多くの人に見てもらうようにしよう。

ちなみに今回、作ったページは、[http://www.asahi-net.or.jp/~ma4k-sek/mypage/top.html]で公開中。お暇な方はぜひどうぞ。

ファイル名は欧文で、拡張子は忘れずに
ホームページ用にアップロードするデータを保存するときは、ファイル名を日本語ではなく、半角アルファベットで付けるように注意しよう。ファイル名が日本語だとサーバにうまくアップロードできないことがあるからだ。

また、特に画像ファイルの場合は、ファイル名の最後に拡張子を付けるのを忘れないようにしよう。拡張子というのは、ピリオドと3、4字程度のアルファベットで表記される、ファイル形式を示す符号のようなもの。Macユーザにはあまりなじみがないが、これが付いていないとアップロードしたときにサーバ側で認識できなかったり、ほかのOSでうまく表示できなかったりすることがある。ちなみに標準的な拡張子はGIFファイルなら「.gif」、JPEGファイルなら「.jpg」か「.jpeg」、HTMLファイルは「.html」あるいは「.htm」だ。

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