邪悪な神の化身「アグレウス」の陰謀を阻止するため旅に出た少年少女の物語。シリアスなストーリーと、テンポよく戦える戦闘システムが特徴。「龍の紋章 第二話」は、邪悪な神の化身「アグレウス」が人間を誘拐して、陰謀を企む世界が舞台の長編RPG。主人公は普通の少年「ジャック」。ジャックたちは、この陰謀にかかわるアイテムを奪取し、誘拐された人々を助けるためにローガス帝国へ旅立つ。
しかし、悪の代名詞でもあるアグレウスを倒すはずのジャックは、旅の途中でたびたび邪悪な性格を持つ「裏の人格」が現れはじめる……。悪を滅ぼすという「太陽の剣士」の伝説、アストリア王国の貴族の娘ながら、友人である王子を助けるためにジャックと旅をする少女「ジーナ」や、誘拐された母親を見つけるため、こっそりジャックたちについてきた幼なじみの「キリー」など、シリアスで複雑なストーリーと魅力的なキャラクタがゲームを盛り上げてくれる。
ストーリーは、同じ作者による「Tear of Vanadies」の500年後という設定の「龍の紋章 第一話」の続編にあたるもの。ゲーム内には「第一話」までのストーリー説明もあるため、「第二話」からプレイしても問題なく遊べる。
ゲームの特徴のひとつが、半リアルタイムのアクティブタイムバトル形式を採用した戦闘システム。敵と接触して戦闘画面に切り替わると、画面下にキャラクタごとの「アクティブゲージ」が表示され、ゲージがたまったキャラクタから行動できる仕組み。ゲージは黒から黄色、緑、青の3段階でたまるが、ゲージがMAXになるまで待つ必要はない。ある程度ゲージがたまった状態で【Z】キーを押すと、味方キャラクタが行動できる。
戦闘中の行動は武器などを使用する物理攻撃「必殺」のほか、MPなどを消費する「魔法」、回復魔法などを使える「制術」など、さまざま。ただし、強力な攻撃ほど多くのアクティブゲージ量が必要。大きな技を使いたい場合は、長く待たなければならないが、強い攻撃を繰り出すために長く待っていると、敵からの攻撃を受けやすい。
戦闘中に【Shift】キーを押すと「防御切替」を行える。防御切替中は、パーティキャラクタすべてのゲージの上に盾のアイコンが表示され、敵からの攻撃ダメージを半減させることができる。ただし、防御中はアクティブゲージの上昇速度も遅くなるので、注意が必要だ。「ため」と「行動」のタイミングのバランスで、戦闘の有利さがガラリとかわるのも特徴のひとつだ。
キャラクタには「必殺」で重要となる攻撃力のほか、「魔法」の威力に関わる魔力など、攻撃の系統ごとにステータスがある。さらに通常のレベルのほか、戦士や魔法、聖術といった攻撃系統ごとのレベルも用意されている。キャラクタごとに魔法や物理攻撃など、得意な分野を成長させることもできる。必殺技などはレベルアップ時ではなく、ダンジョン内などで見つけられる「書」を手に入れて読むことで増やせる。