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 【恒例】年末・年始特別企画ベクターソフトニュース - 03.12.27
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新着ソフトレビュー執筆者たちが選ぶ2003年ベストオンラインソフト ■執筆者(五十音順)
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福住 護 FUKUZUMI Momoru
Movable Type
Webの新たな可能性を開くブログツール
「Movable Type」画面
■Movable Type:管理画面。ブログへの投稿や記事管理をブラウザ上で行える

2003年の、それも後半になって「ブログ(blog)」という言葉を頻繁に目にするようになった気がする。特に、12月に入ってからはプロバイダ大手の@niftyが「ココログ」(http://www.cocolog-nifty.com)というサービスをスタートしたこともあり、ここへきて大きな動きを見せる気配だ。そのブログブーム(?)の一翼を担っているソフトが「Movable Type」である。

そもそもブログとは何かと問われると、なかなか説明が難しいというか、筆者自身よくわかっていない部分もあるのだが、話を「ブログ用ツール」に限定すると「Webサイトの作成・管理を統括するソフト」ということになりそうだ。従来のオンラインソフトのカテゴライズに沿っていえば「日記サイト作成用ソフト」というのがとりあえずは近いだろうか。

そのブログ用ツールの代表格といえそうなのが「Movable Type」で、blog of the Yeah! by Myblog japan(http://yeah.myblog.jp/)の「Best application for Blog」第1位に輝いている。

「Movable Type」は、ユーザ個人のパソコンではなく、Webサーバ側にインストールするサーバ用アプリケーションである。設置の方法は掲示板をはじめとするCGIスクリプトとほぼ同じで、それなりの知識を必要とするし、サーバの仕様によっては動作しない場合もある(ちなみに、この原稿を書いている途中で、infoseekWEBが「Movable Type」に対応したというメールマガジンが届いた)。そもそも英語版なので、日本語を利用するにはパッチを当てなければならないという問題もある。これでは一般利用者には敷居が高いので、ツールをあらかじめサーバに組み込んでサービスとして提供しようという動きがあり、「ココログ」はその一例だ。

というわけで、設置にはやや手間のかかる「Movable Type」だが、いったんインストールしてしまえばあとは簡単だ。Webサイトを更新するたびに、

  1. テキストその他の素材を準備し、
  2. HTMLでレイアウトや装飾を施し、
  3. FTPソフトで転送する
という手順を繰り返す必要がなく、最低見出しと本文を書いて送信するだけなので、掲示板感覚でコンテンツの追加・更新が可能だ。レイアウトはテンプレートにしたがって自動的に処理してくれるし、テンプレート自体のカスタマイズ自由度も高い。また、バックで働いているデータベースが投稿(エントリという)を自動的に分類するので、あとあとの検索も容易だ。

加えてローカルマシン上で使う日記サイト作成ソフトとは違い、Webブラウザ上で操作するのも大きな特徴で、ネットにアクセスできる環境さえあれば、出張中だろうが新婚旅行先だろうが、どこからでもコンテンツの作成(投稿)ができる。

そのほかにも、複数の人間が投稿できるブログを作ったり、逆にひとりのユーザがテーマの異なる複数のブログを運営したりできるし、トラックバックという機能ではブログユーザ同士が互いに記事をリンクし合い、まるでWebそのものが巨大な掲示板であるかのような使い方もできるらしい。また、「Movable Type」では記事の見出しをRSSで出力できるため、「NewsGlue」をはじめとするRSSリーダで記事を読むこともできる。

ここで再び「ブログとは何か」という問いに立ち戻ってみると、「Webがより使いやすく進化した形」という言い方ができるかもしれない。かつてWebが登場したときに、個人が自分だけの媒体を持ち自由にに情報を発信できるという点が喧伝されたが、実際にそれを続けるには多大な労力が必要。その負担をいくらかでも解消し、コンテンツ作成の方によりウェイトを置ける点がブログツールの魅力だろうか。筆者自身はまだ使いはじめたばかりだし、「Movable Type」以外のソフトについてはまったく未体験の状態だが、今後の展開には興味津々だ。


 Movable Type
作  者 Six Apart さん
作者のホームページ http://www.movabletype.org/


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このソフトは、作者のホームページでダウンロードできます。日本語化の手順は、「Movable Type 日本語化」などで検索できるWebページをご参照ください。


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