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特集 > 目次準備とインストール整理と削除リセットの方法とバックアップPalmwareを使用する際の注意点やってみよう
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Palmwareビギナーのための解説講座 はじめてのPalmware活用ガイド

Palmwareをインストールしよう
●Palmwareをインストールするための下準備  ●実際にインストールする(Win/Mac)


1. Palmwareをインストールするための下準備


Palmwareをインストールするには、HotSync(パソコンとのデータを交換する機能)を行える環境が必要になる(詳しくは各Palmデバイスに付属のマニュアルを参照)。すべてのPalmデバイスには「クレードル」というアダプタが付属しているので、これをパソコンと接続し、付属CD-ROMを使って「Palm Desktop」をインストールする。これでPalmデバイスとパソコンでファイルをやりとりする環境ができあがる。準備ができたら、必ず一度HotSyncを行ってみて、正常に情報のやりとりができるか確認しておこう。

「Palm Desktop」は、Palmwareをインストールする以外にも、Palm内の情報のバックアップ、Palmとパソコン側の情報の同期など、いろいろな用途があるので必ずインストールしておこう。

2. 実際にインストールする(Win/Mac)


ではPalmwareのインストール方法の説明に入ろう。WindowsとMacintoshでは方法がやや異なるので、分けて説明する。ここでは、基本的なソフトとして「J-Info」(Win/Mac用)を取り上げる。なお、HotSyncはいろいろな方法はあるのだが、ここでは基本中の基本だけに絞る。

Windows編
  1. PalmwareのファイルをWindowsに保存する

    インターネットのサイトからファイルをダウンロードする。Palmware用のファイルといってもWindows上で保存できるので心配ない。

  2. ファイルを展開(解凍)する

    サイト上のファイルはzip形式、LHA形式などで圧縮されていることが多い。この場合、展開(解凍)ソフトを使ってファイルを展開する。ファイルを展開すると「.pdb」や「.prc」などの拡張子がついたファイルができる。これがPalmデバイスにインストールされるファイルだ。

    圧縮ファイル 展開後
    左:ダウンロードした状態の圧縮ファイル
    右:それを展開して現れたドキュメントとPalmware用ファイル(prc形式)


  3. インストールツールを開く

    スタートメニューから「Palm Desktop」を選び、「インストールツール」を選択する。すると「インストールツール」が表示される。

  4. ファイルを指定する

    「ユーザー」項目が、Palmwareをインストールしたいユーザ名(ユーザID)になっているかを確認する。一度でもHotSyncしたのであれば、必ずPalmデバイスにはユーザ名が登録されている。ユーザ名が分からないときは、Palmデバイスの「HotSync」を起動して、右上に書かれている文字を確認する。この文字列がユーザ名だ。ユーザ名が正しければ、先ほどダウンロードしたPalmwareのファイルをインストールツールダイアログにドラッグ&ドロップする。

    最後に「終了」をクリックすると、次回のHotSyncでインストールされる旨のメッセージが表示される。

    インストールツール ファイル指定画面(拡大)
    左:インストールツールの画面
    右:インストールツールにファイルが入ったところ(拡大)


  5. HotSyncを実行する

    クレードルにPalmデバイスをセットして、クレードルのHotSyncボタンを押す。すると「ピロリー」という確認音が鳴って、HotSyncがスタートする。ファイルサイズによってはずいぶん時間もかかる。終了すると確認音がまた鳴るので、それまではPalmデバイスをクレードルから抜いたりしないこと。

  6. ソフトを確認する

    Palmデバイスをホーム画面に切り替え、アプリケーションのカテゴリを「すべて」にする。ホーム画面に切り替えるには「ホーム」をタップする。カテゴリの変更は右上のカテゴリメニューをタップして「すべて」を選べばいい。インストールしたタイプにもよるが、アプリケーションタイプであれば、インストールしたPalmwareのアイコンが含まれる。これが確認できればインストールは成功だ。

    HotSyncの実行画面 ソフトの確認
    左:HotSynckの実行中の画面
    右:ホームでソフトがインストールされたかを確認する


Macintosh編
  1. PalmwareのファイルをMacintoshに保存する

    インターネットのサイトからファイルをダウンロードする。Palmware用のファイルといってもMacintosh上で保存できるので心配ない。

  2. ファイルを展開(解凍)する

    サイト上のファイルはsit形式、LHA形式などで圧縮されていることが多い。この場合、展開(解凍)ソフトを使ってファイルを展開する。ファイルを展開すると「.pdc」や「.prc」などの拡張子がついたファイルができる。これがPalmデバイスにインストールされるファイルだ。ファイルが「白紙アイコン」になってしまうこともあるが、インストールには問題ない。

    圧縮ファイル 展開後
    左:ダウンロードした状態の圧縮ファイル
    右:それを展開して現れたドキュメントとPalmware用ファイル(prc形式)


  3. インストールツールを開く

    Palm Desktopをインストールすると表示される「Palm Desktopクイックメニュー」から、「HotSync」を選び「Palmファイルのインストール」を選択する。すると、「Palmファイルのインストール」ダイアログが表示される。

    Palm Desktopクイックメニュー
    Palm Desktopクイックメニューの画面


  4. ファイルを指定する

    「ユーザー」項目が、Palmwareをインストールしたいユーザ名(ユーザID)になっているかを確認する。一度でもHotSyncしたのであれば、必ずPalmデバイスにはユーザ名が登録されている。ユーザ名が分からないときは、Palmデバイスの「HotSync」を起動して、右上に書かれている文字を確認する。この文字列がユーザ名だ。ユーザ名が正しければ、先ほどダウンロードしたPalmwareのファイルをインストールツールダイアログにドラッグ&ドロップする。

    最後に「終了」をクリックすると、次回のHotSyncでインストールされる旨のメッセージが表示される。

    インストールツール ファイル指定画面(拡大)
    左:インストールツールの画面
    右:インストールツールにファイルが入ったところ(拡大)


  5. HotSyncを実行する

    クレードルにPalmデバイスをセットして、クレードルのHotSyncボタンを押す。すると「ピロリー」という確認音が鳴って、HotSyncがスタートする。ファイルサイズによってはずいぶん時間もかかる。終了すると確認音がまた鳴るので、それまではPalmデバイスをクレードルから抜いたりしないこと。

  6. ソフトを確認する

    Palmデバイスをホーム画面に切り替え、アプリケーションのカテゴリを「すべて」にする。ホーム画面に切り替えるには「ホーム」をタップする。カテゴリの変更は右上のカテゴリメニューをタップして「すべて」を選べばいい。インストールしたタイプにもよるが、アプリケーションタイプであれば、インストールしたPalmwareのアイコンが含まれる。これが確認できればインストールは成功だ。

    HotSyncの実行画面 ソフトの確認
    左:HotSynckの実行中の画面
    右:ホームでソフトがインストールされたかを確認する




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