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思い出の写真はパソコンで管理・編集しよう[画像加工編]

なんちゃってHDRなんちゃってHDR (1)
複数枚の写真を撮影することなく、HDR合成を擬似的に行える

「なんちゃってHDR」は、写真の明るすぎる、暗すぎる部分を補正する“HDR合成風”の加工ソフト。HDR(High Dynamic Range)合成とは、露出を変えた複数枚の写真を撮影し、被写体それぞれで適当な露出の部分を切り貼りして1枚の写真を作り出す技法。この合成を行うと、黒つぶれや白飛びが少ない画像を得られる。

最近のデジカメでは、カメラ内部でHDR合成を自動的に行う機種も登場している。ただ本格的にHDR合成をする場合、パソコン上で処理することになるが、専用ソフトは高価なことが多い。例えば、夜景かつ建物から出ている光が多い状況では、暗い部分と明るい部分の差が激しい(いわゆるダイナミックレンジが広い)。この状況で撮影された写真のうち、暗い部分と明るい部分の明度を調整して「明度の均一感」を出すことができる。

「なんちゃってHDR」を使えば、そうしたHDR合成を擬似的に行ってくれる。しかも、正式なHDR合成のように、露出を変えて複数枚の写真を撮影する必要はない。あくまで“なんちゃって”ではあるため、正式なHDR合成よりも効果は薄く、完全に白飛び・黒つぶれした部分は補正できないが、写真を見やすくことはできる。

設定できるパラメータは四つ。「HDR化の程度」「演算サイズ」「明暗処理の境界」「細部の強調」だ。処理後の画像をプレビューできるため、各種設定を試しながら、最適なパラメータを決めることができる。「HDR化の程度」を強くすると、明るい部分と暗い部分がより中間的な明るさに変わる。中間の明るさのコントラストが落ちるため、強くしすぎると、ボヤッとした印象の画像になる。


■そのほかにも便利なソフトがあります──「WpCutter」

WpCutter 1枚の元画像から複数サイズの縮小画像をまとめて生成できる 「WpCutter」は、1枚の画像から、最大6サイズの縮小画像を一括生成できるソフト。デジカメで撮影した写真を、blog用や携帯の待ち受け用など、異なる種類のサイズで縮小したいときに便利だ。あらかじめ縮小したいサイズの縦横を数値で指定しておき、ファイル名に追加する文字と出力先を決めておく。あとは縮めたい画像を「WpCutter」にドラッグ&ドロップするだけで、縮小画像が指定出力先に生成される。



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処理の実行はメニューバーから行う。画像の出力だけでなく、プレビューを更新するときも「処理実行」が必要
処理の実行はメニューバーから行う。画像の出力だけでなく、プレビューを更新するときも「処理実行」が必要

パラメータは「オプション」タブにまとめられている。四つのバーをスライドさせて、パラメータを決める
パラメータは「オプション」タブにまとめられている。四つのバーをスライドさせて、パラメータを決める

処理中は、ダイアログに進行状況が百分率で示される
処理中は、ダイアログに進行状況が百分率で示される


思い出の写真はパソコンで管理・編集しよう[画像加工編]
FilterTest (1):機能をフィルタ加工に絞り、簡単に操作できる
FilterTest (2):迷ったら、まずは作者厳選の“実用的”フィルタを
mark_bl2.gifなんちゃってHDR (1):複数枚の写真を撮影することなく、HDR合成を擬似的に行える
なんちゃってHDR (2):明暗処理の境界を変更したり、細部を強調したりもできる
ダウンロード:今回、紹介したソフトのダウンロードはこちらから


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