登録可能な項目は「名前」のほか、役職、メールアドレス、会社名、住所などがある。住所や電話番号が、個人ではなく会社に紐付けられる想定で作られている点も“名刺風”といえる。部署名などは役職のところに登録するとすれば、項目としては過不足ないだろう。写真などの画像（BPG/JPG）を貼り付けることもできる。画像は自動的に適切なサイズに縮小され、名刺の右上に表示される。

表示している名刺のURLやメールアドレスはクリッカブルになっていて、メールの送信画面を開いたり、Webブラウザで開いたりできる。表示されている名刺を切り替えたい場合は、マウスホイールを回転させればよい。本物の名刺をめくるのと同じ感覚で操作できる。名前や会社名などをハッキリと覚えていない人の名刺を探すときなどに威力を発揮しそうだ。

検索機能を使って名刺を絞り込むことも可能。検索は、パネル下部にあるテキストボックスを使用する。検索したいキーワードを入力して【Enter】を押すとフィルタリングが行われ、ヒットした名刺データだけが表示されるようになる。キーワードは、スペース区切りによる複数指定も可能。フリガナ、住所、電話番号、メモなどの項目も検索の対象とすることができる。「名前五十音順」「社名五十音順」「登録番号順」でソートすることも可能だ。

パネルに表示している名刺の内容をクリップボードにコピーする機能もあり、ほかのソフトにデータを貼り付けることも簡単に行える。