「SecuDrive Hide Folder Free」は、特定のフォルダを非表示に設定することで、第三者から“隠す”ことができるソフト。非表示に設定されたフォルダはパスワード認証で保護される。「SecuDrive Hide Folder Free」へのログイン時にのみ閲覧が可能になり、ログアウトすると再び非表示になる。非表示に設定できるフォルダの数やサイズに制限はない。一定時間パソコンが操作されなかった場合、自動的にログアウトさせることも可能。64bit版Windows（Windows 7/Vista）にも対応する。

起動するとタスクトレイに常駐する。設定も操作も簡単。実際に使用するまでの流れは、

1. 初回起動時にログインパスワード（6文字以上。うち1文字以上は数字）を設定する
2. 非表示にしたいフォルダをリストに登録する

「隠された（非表示設定された）フォルダ」は、ログイン状態のときに「フォルダの非表示」画面で確認することが可能。画面には、登録されたフォルダがフルパスでリスト表示される。登録済みフォルダのリストからの削除も、ボタンクリックで簡単に行える。

実際に試用してみて感じたのは「シンプルながら、操作性がよく練られている」ということ。導入からフォルダ登録、利用開始まで戸惑うことなく、スムーズに進めることができた。フォルダ管理（非表示フォルダの登録・削除）、パスワードの変更、環境設定といった起動後の操作は、すべてタスクトレイメニューから行えるなど、簡単に呼び出して利用できる。手軽で心強いソフトだ。

ログイン/ログアウトで状況が変わったときには、タスクトレイアイコンから「フォルダの非表示を実行しています」などのメッセージがポップアップされる配慮もうれしい。

開発中に苦労した点
フォルダの非表示機能は簡単に実現できました。しかし、最新OSであるWindows 7 64bit版に対応するために、64bit用のドライバを開発することが難しかったです。また、権限のないユーザがフォルダ非表示の機能を無効化するのを防止するため、ドライバ自己保護の機能を実現して、安全モードおよびコマンドモードでもフォルダの非表示機能が動作するよう、ブートドライバの形で開発するのも結構大変でした。

ユーザにお勧めする使い方
会計ファイルなどの重要な業務文書、プライベートな写真・動画などのデータをサイズに関係なく、安全に隠せます。フォルダ数やフォルダサイズに制限がないので、思う存分お使いください。

今後のバージョンアップ予定
現在は個人ユーザ向けで広告付きのプログラムを無料で配布していますが、今後は企業ユーザ向けの広告なし有料バージョンをリリースする計画です。