「Tweet Recorder」はその名の通り、本来読み流しされるツイートの「記録」を目的にしたTwitterクライアント。ソフトを起動していない間も、タイムライン上のツイートを収集して専用サーバに保存することで、フォローしているすべてのツイートを受け取って（時間の制約を受けずに）読めるようにしてくれる。クライアントとしての機能も豊富。読む（ツイート、DM）、書く（リツイート、返信、引用）、フォローの設定・解除、Mention表示などに加え、メッセージやユーザの追跡、ツイートの検索などを行える。

メイン画面は、一般的なメールソフトに似た3ペイン構成。左ペインで選択したタイムラインが、右上ペインに並べて表示される。タイムラインは、ホーム/Mention/DMを簡単に切り替えることが可能。個別のツイートの内容は、右下のペインに表示される。地図（位置情報）を含むツイートでは、地図の内容をポップアップ表示させることも可能だ。

リスト上でツイートを選択すると、同じユーザのツイートすべてがハイライト表示される仕組み。特定のツイートの発言者や返信、Mentionを追跡することも可能。追跡結果（抽出されたツイート）は別ウィンドウにリストアップされ、関連する発言をまとめて読むことができる。Twitterのリスト機能にも対応する。「Tweet Recorder」内でよく見るユーザのツイートをまとめて、リストにできるほか、他人のリストを参照することも可能だ。

ツイートは、独自形式のほか、CSV形式で保存することが可能。他のアプリケーションに読み込んで管理したり、データ集計などに用いたりすることもできる。

そのほかにも、

• 特定のツイートを抜き出し、別に保存しておく「お気に入り」登録機能
• 自分のツイートで画像を扱う場合に便利な画像のアップロード機能
• 特定のユーザに対するブロックやスパム報告の機能

便利なのが「追跡」機能。ユーザを絞り込めるので、一人のツイートを抽出してまとめて読んだり、話の流れをフォローしたりするのに役立つ。

Twitterで行えるほとんどの操作をカバーし、ツイート送受信などの主要機能はツールボタンで用意されている。操作もわかりやすい。

非常に多機能だが、よく整理されているので、ヘビーユーザでない人も、必要な部分だけを使うだけでも有益だと感じた。

開発中に苦労した点
Twitterの突然の仕様変更と制限には悩まされました。また、保存するTwitterのデータ量があまりに膨大になるため、メモリ使用量をなかなか減らせず、改善まで時間がかかりました。

ユーザにお勧めする使い方
Twitterを使っていて感じる「なぜ？」「どうやって？」を解消します。電子メールソフトにそっくりなデザインなので、同じ感覚で安心してお使いいただけます。これからTwitterをはじめようという方、あるいははじめたけど、使い方がよくわからない方にお勧めです。

Twitter関連ソフトには、大量のツイートが発生するとすべてのツイートを受け取れなくなる制限があります（Twitter側の制限のため、ソフト開発者には対処不能）。本ソフトではサーバと連携し、ソフトを起動していないときでもサーバがこまめに代理受信することで、読めないツイートの発生を最大限防ぎます。マーケティングや趣味のため、Twitter上の情報を蓄積したい方にも勧めです（蓄積したツイートはCSV形式でエクスポートし、Excelで閲覧することも可能です）

今後のバージョンアップ予定
Mac版の開発や蓄積したツイートの活用、Twitterに慣れた方向けに別デザインの画面を用意するなど、やりたいことはいろいろあります。「これは重要」「これがすごくほしい」というご要望をいただければ、優先順位の参考にさせていただくので、ぜひ、ご連絡をお願いします。

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本ソフトの特徴は「電子メールソフトと同じ感覚でTwitterを使える」「可能な限りツイートを蓄積し、あとで見ることができる」の二点です。この二点に興味のある方は、ぜひ、ご試用ください。