「Task tray World Time Converter」は、あらかじめ指定したタイムゾーンの現在時刻をバルーンチップで表示してくれる時計ソフト。タスクトレイに常駐し、トレイアイコンをマウスでポイントすると、時刻や日付などがポップアップ表示される。タイムゾーンコンバートは、指定日時を二地点間のタイムゾーンで換算できる機能。海外との予定調整などの際に役に立つ。OS（Windows）で利用することが可能なタイムゾーンはすべて選択できる。

ポップアップ表示される日時のタイムゾーンは、複数を指定することが可能。例えば東京、ニューヨーク、ロンドンが含まれるタイムゾーンを指定しておけば、バルーンチップに各都市の現在時刻が瞬時に表示される。最大10のタイムゾーンを同時に登録することが可能。サマータイムにも対応する。

タイムゾーンコンバート機能「World Time Converter」は、「From」で指定した日時（およびタイムゾーン）が「To」で指定したタイムゾーンで「いつにあたるか」が、ひと目でわかるもの。タイムゾーンの選択はプルダウンリストで行えるほか、世界地図をスクロールして指定することも可能。日時は、自動的に現在日時が指定されるが、カレンダーを使って、過去や未来の日時を指定することもできる。

日時の表示形式は、数多くの種類から選択できる。バルーンチップの表示形式は21種類から、また表示言語は209種類（OSに依存）から選択でき、選択すると同時にプレビュー表示される。タイムゾーンの表示形式も4種類から選択することが可能だ。

「World Time Converter」で表示された世界地図をドラッグして、タイムゾーンと都市名を眺めているだけでも楽しい。表示言語を変更して、異国情緒を楽しむこともできる。

日付が正しく表示されるのは、意外に便利。時差に加え、日付変更線まで意識するのは大変だが、「Task tray World Time Converter」を使えば、「11月14日までに返事を」などという要求にも手軽に応えられる。電子メールを書くときに現地時刻を併記するといったニーズにも使える。

「World Time Converter」は複数を起動できる。例えば東京、ニューヨーク、ロンドンの3ヵ所で、インターネットを利用した会議を開催するときなど、一つ目のコンバータフォームに「大阪、札幌、東京」「ダブリン、エジンバラ、リスボン、ロンドン」を、二つ目のコンバータフォームに「大阪、札幌、東京」「東部標準時（米国およびカナダ）」を指定し、会議開催予定時刻を指定すれば、相手都市の時刻が瞬時に表示される。会議開催予定時刻をいくつか変更し、最適な時刻をシミュレーションすることが可能だ。

開発中に苦労した点
苦労というよりも、こだわった点になりますが、コンバータだけだとおもしろみがないので、タッチスクリーンのように世界地図を回して、直観的に地域を変更できるようにする機能を追加しました。その点は、それなりに気を使って制作しました。

ユーザにお勧めする使い方
あくまで補助的なソフトとして取り扱っていただければと思いますが、海外と取り引きがある方や、事業所が海外のビジネスマンの方、あるいは海外旅行で旅行先から日本へ連絡するときなど、持ち歩きのノートパソコンに入れておくことをお勧めします。会議中にもすぐに相手の時刻がわかるので、リアルタイムでのやり取りをしているときや、日時を決めた依頼をするとき、相手の迷惑にならないようにすばやく情報を得て、配慮することができます。

今後のバージョンアップ予定
バグについては随時修正中となります。機能追加要望も受け付けております。