「アドレスバーパネル」は、アドレスバーにフォーカスが移ったときにアドレスバーの下に表示される機能追加パネル。主な機能は、

• アドレスバーへのURL入力補助
• 登録サイトへの直接ジャンプ

パネルに並ぶのは、日本語入力システムのON/OFFを切り替える「IME」をはじめ、アドレスバーの文字列をクリップボードに転送する「コピー」、クリップボードの内容をアドレスバーに入力する「貼り付け」、アドレスバーの文字を消す「クリア」などのボタン。パネルはアドレスバー直下に表示され、URLのコピー＆ペーストや日本語URL入力のためのIME切り替えといった操作を、ボタンひとつで行えるようになる。

さらに、IEの「お気に入り」ボタンやYahoo!、Google、MSN、Amazon.co.jp、楽天の各サイトに直接アクセスできるリンクボタンも用意されている（初期状態）。リンクボタンに登録するサイトは、ユーザの好みで変更することが可能。現在開いているページを登録することもできる。

特徴は、アドレスバーにフォーカスがあるときにだけ表示されること。一般的なツールバーは常時表示されるので、どうしてもブラウザのページ表示エリアが狭くなってしまうが、「アドレスバーパネル」では、そうした問題は発生しない。また、お気に入りの表示などを含めて、日常的に使う機能のほとんどをカバーできることから、IEのメニューバーを非表示にすることも可能だろう。そうなれば、表示されるページ領域をより広く確保できるようになる。画面の小さい（解像度の低い）パソコンをお使いの方にもお勧めのソフトだ。

開発中に苦労した点
IEの各バージョンへの対応調査に苦労しています。なかでもIE 8からの「Loosely-Coupled IE（LCIE）」機能への対応が現在のところ解決しておらず（IE 8は未対応）、なんとか対応を検討しています。機能面では、IEのお気に入りの件数が大量な場合の画面表示の処理などにも時間を取られました。

ユーザにお勧めする使い方
機能設定でデフォルトの設定値はOFFになっているのですが、「貼り付けボタン」を「貼り付けて移動ボタン」に変更することができます。メールや文書からコピーしたURLを参照したい場合など、アドレスバーパネルの「貼り付けて移動ボタン」をクリックするだけで、即座にそのURLにアクセスでき、“貼り付けてから【Enter】キー”という一連の操作を短縮することができます。日ごろよく利用する操作だと思いますので、これに慣れると欠かせなくなるかも!?

今後のバージョンアップ予定
当面のバージョンアップについてですが、IE 8への対応およびWindows Vista/Windows 7対応の準備を予定しております。