「やまスライドショー」は、指定フォルダ内の画像ファイルをスライドショウで表示するソフト。スライドショウの実行中に、表示されているファイルを指定のフォルダに移動したり、削除したりできることが特徴。Exif情報の撮影日時を表示させることができるほか、サブフォルダごとにファイルをソートして表示させることも可能。サムネイルの一覧表示機能も搭載する。対応する画像形式はJPEG/GIF/BMP/DIB。

操作は簡単。必要な項目を設定後、「スライドショー開始」ボタンをクリックするだけでスライドショウがはじまる。設定で必須なのは、表示対象の画像が含まれるフォルダを指定することだけ。フォルダを指定すると自動的に画像ファイルが検索され、表示対象になる。サブフォルダ内のファイルを検索対象に含めることも可能。画像形式（拡張子）やファイル名、サイズ（KB）、更新日時などで対象を絞り込むこともできる。ファイル名の指定にはワイルドカードも使える。

スライドショウでの再生順は「ランダム表示」のほか、「ファイル名」「サイズ」「更新日時」「撮影日時」でソート（昇順/降順）することが可能。サブフォルダごとにソートすることもできる。画像の切り替え時間は、最大30秒までの1秒刻みで指定することが可能。そのほかにも、

• 繰り返し表示
• ファイル情報（ファイルパス、ファイル名、ファイルサイズ、更新日時、Exif情報の撮影日時）の表示
• 全画面表示
• 画面サイズに合わせた画像の拡大・縮小表示
• 背景色

大きな特徴が、スライドショウで画像を確認しながら、数字キーを押すことで最大9個のフォルダに画像を振り分けられること。数字の【0】キーで不要な画像ファイルを削除することもできる。

ファイル移動の設定を除いたすべての設定項目が一画面で一覧でき、わかりやすく使いやすい。設定内容をファイルに保存することも可能で、よく使う用途ごとに設定を保存する使い方もできる。特に、対象となるフォルダがハードディスクのあちこちに散らばっていたり、フォルダツリーの深いところにあったりする人にとっては便利。画像と一緒にExif情報の撮影日時を表示させたり、撮影日時順でソートしたりできる機能も、デジカメで撮影した画像を大量に持っている人には便利だろう。

そして、なんといっても便利なのが、スライドショウで画像を確認しながら、数字キーの【1】から【9】を押すことで、それぞれの数字に割り当てられたフォルダに画像を移動させて分類・整理できること。非常に効率よく、大量の画像ファイルを分類することが可能だ。

ユーザにお勧めする使い方
画像を集める“くせ”のある人は、自分のハードディスク内の画像を全部見てみるのもおもしろいかもしれません。最近、私はデジカメで撮った写真を見ることが多いので、撮影日時も表示できるようにしました。また、見るだけではたまる一方なので、整理をするための機能も付けています。スライドショウを見ながら、種類ごとにフォルダに分けたり、いらないものはごみ箱に入れたりできますので、たまったファイルの整理にも活用してください。

今後のバージョンアップ予定
思いついた機能を少しずつ追加して、バージョンアップをしていますが、ご使用いただいた方は、ぜひメールでご意見をお聞かせください。次回のバージョンアップの参考にさせていただきます。