「SpeechEgg」は、「雲形」や「手書き風」など、さまざまな形状の吹き出しを付けて、画像を彩れるソフト。友人とのスナップ写真に吹き出しとセリフを付けたり、プレゼンテーション資料や説明書に使う画像に吹き出しと説明文を施したりすることで、ポイントをわかりやすく見せられるようになる。既存の画像ファイルを読み込んで利用できるほか、内蔵のキャプチャ機能により、指定のウィンドウや範囲を取り込んで利用することもできる。

使い方は簡単。（1）吹き出しを付ける対象の画像を読み込み、（2）画像の位置と大きさを調整して、（3）用意されたテンプレートから好みの吹き出しを選んで設定すればよい。画像の位置調整や拡大・縮小は、マウスドラッグで自由に行える。拡大・縮小は、縦横の比率を維持したまま行うことも可能。メイン画面はMDI形式を採用し、複数の画像を切り替えながら編集できるようになっている。

用意された吹き出しは、「大声」「角丸四角形」「円形」「大声」「雲形」「手書き風」など。「大声」以外は、尻尾の形状を4種類から選択できる。吹き出し各部のハンドルをドラッグすることで、サイズや形状、尻尾の幅や方向などを調整することも可能。吹き出しの線の太さや種類、背景色、線の色、透明度、影などもカスタマイズできる。吹き出し以外にも角丸四角形、四角形、円、矢印といった基本図形を利用することも可能。吹き出し内には任意のテキストを配置できる。

吹き出しは、メイン画面右端の「図形パネル」からドラッグ＆ドロップするだけで画像に配置できる。ドロー系ソフトで自作した場合と異なり、サイズや形状を変更しても、形が崩れたりする心配がない。尻尾の位置、長さや向きなども手軽に調節することができる。

用意された吹き出しは、一般的によく使われる形状が網羅されている。吹き出しの線の色や背景色、線種、線の幅、尻尾の形状など、カスタマイズできる項目も多いので、通常の用途なら困ることはないだろう。

フリーハンドで図形を描く機能はないが、吹き出しの他に矢印や四角形、円など、図や写真の説明でよく使用されるパーツはひと通り揃っており、発表会やマニュアルなどに使用する画像の作成でも威力を発揮するだろう。

ユーザにお勧めする使い方
ウィンドウやコントロールウィンドウなど、画面の一部をキャプチャして吹き出しを付けることにより、簡単に説明画像を作ることができます。マニュアルやヘルプ、blogなどにご利用ください。

今後のバージョンアップ予定
吹き出しの形状を追加しようと考えています。ほしい形状などありましたら、お知らせください。