「ALSee」は、画像の閲覧・管理機能を持つ本体に、画像編集ツールと動画作成ツールが組み合わされた統合型画像閲覧・管理ソフト。Exif情報を利用した表示や自動補正表示など、デジカメで撮影された写真画像の閲覧に適した機能を備えている。画像形式は、BMP/GIF/JPEG/TIFF/PSDなどの計20種類に対応する。

メイン画面は、フォルダリスト、ファイルリストに加え、選択ファイルのサムネイル＆デジカメ情報表示エリア、画像の一括処理に便利な「イメージポケット」からなる、エクスプローラ風の4ペイン構成。ファイルリストの表示モードは、サムネイル/大きなアイコン/アイコン/一覧/詳細/フィルム形式で表示の6種類から選択できる。表示モードは、ツールバーの「表示」ボタンのクリックで次々に切り替わるようになっている。

画像の閲覧は「拡大表示」「全画面表示」「スライドショー」の各モードで行える。いずれのモードでも、邪魔にならない半透明ツールバーで操作できるようになっている。画像は自動的に補正されて、表示される。拡大表示、全画面表示の両モードでは、2枚または4枚の複数枚画像を一度に表示させることも可能。Exifに回転情報が含まれている画像では、情報にしたがって回転させた画像を表示させることができる。

ファイル操作では、コピー/切り取り/移動/削除/リネームといった基本的な機能に加え、画像を左右に回転させての保存（元画像は別フォルダに保存される）、フォーマット変更、サイズ変更が可能。イメージポケット内の複数画像に対して、これらの操作を一括で行うことも可能だ。

画像編集や動画作成は、別ツールの「ALSee編集」「ALSee動画」で行える（いずれもメイン画面から呼び出すことができる）。画像編集では、トリミング、レタッチ、文字挿入、吹き出し、フレーム、スタンプの挿入、赤目補正、水平補正などを行うことが可能。動画作成では、気に入った画像とBGMとを組み合わせた動画を作ることができる。

そのほかにも、

• 1枚の用紙に複数画像を印刷できる機能
• 選択した画像を壁紙に設定できる機能

閲覧・管理の対象となる画像といえば、多くの人にとってはデジカメ写真ということになるだろうが、デジカメ写真を念頭に置いた機能が搭載されているのも特徴だ。例えば、Exifに回転情報があれば、閲覧時に自動的に上下を回転させて表示する機能などがそれ。また、デジカメ写真が高解像度になり、写真のサイズが大きくなっているが、表示サイズをフレキシブルに変化させて、閲覧もしやすくなっている。

別ツールの「ALSee編集」も非常に充実しており、レタッチ機能も多彩。動画作成も手軽に行える。デジカメ写真の楽しみを大きく広げてくれるソフトだと感じた。

今回はじめて有料販売を行う画像管理ソフト「ALSee」は、デジカメやインターネットでダウンロードした、日々増え続ける大量の画像ファイルを手軽に閲覧・管理・編集が可能なトータル画像管理ソフトです。初心者から専門家まで共通したニーズに応えることを目的に開発し、同クラスの製品が10,000円以上で販売されているなか、ダウンロード販売に特化することにより、2,480円という低価格を実現しました。

開発中に苦労した点
現在注目を浴びているUMPC（Ultra-Mobile PC）のような低スペックマシンでも快適に使えることに力を注いでいます。また有料化を機会に、お客様のニーズに対応した製品アップデートを迅速に行うため、自動アップデート機能を改良して、製品全体の構造を再度見直しました。

ユーザにお勧めする使い方
本製品のメインコンセプトである「初心者から専門家まで」を実現するため、多機能でありながら、すべてマウス操作で閲覧・管理・編集ができます。サムネイルの大きさを変更でき、一度に閲覧する写真数を思い通りに指定できます。煩わしい画像サイズ、名前、フォーマット、回転の変更を一括で行うことも可能ですので、編集に必要な作業時間も大幅に節約でき、管理も非常に簡単です。

イメージポケットに入れた画像は、アドイン搭載された画像編集ソフトと動画作成ソフトで元画像を同画面上で確認しながら、よりブラッシュアップされた画像やスライドムービーの作成を行うことができます（画像編集ソフトと動画作成ソフトは単独でも使用可能です）。

写真にフレームや文字、キャラクタを加えてプリクラのように楽しんだり、BGMを入れたスライド動画作成機能（WMV形式）を通じて、結婚式などの晴れ舞台での思い出の写真を美しく作成・保存したりすることも簡単にできます。

必要十分な機能を備えた「ALSee」を採用することにより、大掛かりなソフトを導入しなくても画像の管理が非常に簡単にできるようになるので、デザイナー様、企業様のソフト購入コストの大幅な削減にも貢献できると考えております。

今後のバージョンアップ予定
本製品は常に品質向上に努めており、随時バージョンアップを行う予定です。