地球上のさまざまな土地で、多種多様な動物を保護・育成・管理する“動物園ビルドシミュレーションゲーム”。絶滅した動物をDNAから甦らせるという、ゲーム世界ならではのミッションも用意されている。50種類の動物と30種類の植物が登場する、動物好きにはたまらないゲーム
「ワイルドライフ パーク 2 日本語版」は、動物の専門家となり、野生動物の保護や動物園の運営・管理などを行ってゆく動物園マネジメントゲーム。動物たちに水や食料を安定供給できるようにし、それぞれの動植物が快適に過ごせるよう環境を整えることが目的。登場する動物は、ライオン、虎、豹、ゴリラ、チンパンジー、オランウータン、オカピ、キリン、シマウマ、ラクダなどの陸棲ほ乳類をはじめ、クロコダイルやオオトカゲなどのハ虫類、ダチョウ、フラミンゴなどの鳥類、海洋生物のオルカ、イルカ、ホホジロザメ、オウサマペンギン、アシカ、ダイオウイカやマンタなど、全部で雄雌50種類にも上る。絶滅したマンモスなどの動物を復活させて、飼育することもできる。動物園施設内の植物も豊富。リンゴの木、ダグラスモミ、菩提樹、ライブオークなど、30種類の植物を配置できるようになっている。
ゲームの舞台は、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ、中国、アラビアなどの全世界。-40℃の極寒の氷河地帯から日中は40℃にも達する砂漠地帯まで、世界中のあらゆる気候地帯で動物を飼育し、ときには調教も行う。ゲームモードは、与えられたミッションを次々とクリアしてゆく「ミッション」(キャンペーンモード)と、既製のマップに合わせて動物園を建設する「フリープレイ」の2種類が用意されている。
状態アイコンに常に注意を払い、動物や従業員、入場者の不満をすばやく解消
操作は、マウスとキーボードを併用して行う。マウスポインタを画面の端か角に移動することで、その方向に移動できる。マウスドラッグで目的の方向にマウスを動かしてもよい。マウスホイールをクリックしたまま左右に移動することで、視野を回転させたり、ホイールを回転させて画面をズームイン/ズームアウトさせたりすることもできる。
動物のコンディションは、それぞれの動物の上に表示される状態アイコンで確認できる。アイコンが表示されていない個体は現状に100%満足している。黄色い顔のようなアイコンが表示されているときには、何か満たしてほしい欲求があることを示す。赤い矢印と赤い表情が表示されているときは要注意。至急対策を講じないと、その動物は死んでしまう。動物をクリックすると、その動物に関するさまざまな情報が表示される。例えば「生肉が食べたい」とか「山に帰りたい」など、動物の求めていることが具体的に書かれており、これを参考に対策を考えることができる。状態アイコンは、植物や入場者、従業員などの上にも表示されることがある。こちらもそれぞれの欲求を示しており、対象をクリックして対策を講じるようにしたい。
動物への給餌や給水、パークの建設・管理などはすべて画面下部に表示される「建設パネル」を使って行う。建設パネルは「地形形成」「地面」「植物」「フェンスと門」「動物」「エクステリア」「従業員と生産施設」「入場者用施設」「デザイン」の9項目に分かれ、それぞれのボタンを押すことで開かれるサブパネルで具体的な作業を行えるようになっている。
建設パネルを駆使して、理想の「ワイルドライフパーク」を造り上げよう
建設パネルのうち、「地形形成」では窪地を作ったり、土手を作ったりといった具合に、指定した範囲の土地の高低を調整できる。「地面」では土を入れ替えて、そこに棲む動物に適した地面に変えられる。「植物」を使うと、動物の餌や憩いの場となる木を植えることができる。また、パーク内の随所に木を植えて装飾し、入場者に景色を楽しんでもらうことも可能だ。「フェンスと門」では、動物を囲うフェンスと出入口となる門を作れる。「動物」では、パークに展示する動物を購入できる。
「エクステリア」では、給餌施設や玩具など動物の欲求を満たすために必要なオブジェクトを設置できる。動物に芸を教えて入場者を楽しませる「調教装置」なども用意されている。「従業員と生産施設」は、飼育員や清掃員、調教師、獣医などの従業員を雇ったり、温室や養鶏場、養殖場などの餌を生産する施設を建設したりするもの。「入場者用施設」では、各種売店や展望台、橋、水中トンネルなど、入場者を楽しませる施設を設置できる。「デザイン」では、噴水や彫刻、展示館などのオブジェクトを設置することが可能だ。
建設パネルのオプションを駆使して、動物が満足して棲むことのできる環境を造り出し、なおかつ訪れた入場者たちが満足して帰ることのできるような「ワイルドライフパーク」を建設・管理・運営することがゲームの主な目的になっている。