陸戦兵器を中心に、一部船舶や航空機、列車などの多彩なユニットを使用して、戦術の限りを尽くして敵軍と戦うリアルタイムストラテジー(RTS)。5ヵ国合わせて200種類を超えるユニットが登場するリアルタイムストラテジー
「サドンストライク II 日本語版」は、第二次世界大戦をモチーフにしたRTS「サドンストライク」シリーズの第二弾。プレイヤーは、アメリカ軍、ドイツ軍、イギリス軍、ソ連軍、日本軍のいずれかの指揮官となり、部隊の各ユニットに個別に命令を出して、敵軍ユニットを撃破しながらミッションをクリアしてゆく。「キャンペーン」の各ミッション開始前に表示されるブリーフィング画面は、英語の音声付きで迫力満点。ゲームの臨場感を盛り上げてくれる。対コンピュータ戦だけでなく、ネットワークを介した対人対戦も行える。オリジナルミッションの作成なども可能なマップエディタが同梱されている。
ミッションはすべて陸戦。操作対象は将兵と陸戦兵器が中心だが、ミッションによっては輸送機、爆撃機、偵察機、戦闘機などの航空機による支援を受けたり(エアサポート)、パラシュート降下兵の投下を要請したりもできる。航空機で移動することも可能。ミッションによっては砲艦や上陸用船艇、砲塔付貨車などを操作することも可能だ。
マップに投入できるユニット数は最大1,000。5ヵ国合わせて200種類を超えるユニットが登場し、第二次世界大戦の戦場がリアルに再現される。プレイヤーが展開できる戦術の幅も広い。移動速度の異なるユニットからなるグループを、同じスピードで移動させることが可能。これにより、歩兵と戦車などで構成される混成ユニットによる連携も簡単に行える。
操作は、マウスとキーボードを併用するRTSとしてはポピュラーな方式
操作は、基本的にはマウスで、一部キーボードを併用して行う。メイン画面上のユニットを左クリックすることで個別のユニットを選択、左ダブルクリックでメイン画面に表示されている同タイプのユニットすべてを選択、【Ctrl】キー+ダブルクリックでマップ全体の同タイプのユニットをすべて選択できるようになっている。もちろん、左ドラッグで囲んだユニットをまとめて選択することも可能。便利なのが、【Ctrl】+【0】〜【9】で、選択中のユニットをグループとして登録できる機能。以降は、対応する数字キーを押すだけで、グループを呼び出すことができる。新たなユニットをグループに追加したり、指定したユニットをグループから外したりすることも可能だ。
ユニットの移動は、ユニットを選択後、メイン画面または画面左下のミニマップを右クリックすることで指示する。【Ctrl】キーを押しながら移動命令を出せば、ユニットを可能な限り、密集した陣形に集合させることができる。建物の中に入って占拠したり、乗り物に乗り込ませたり、敵を攻撃させたりすることも可能だ。「射撃停止」などの命令を与えていない限りは、各ユニットは敵ユニットと遭遇すると、自動的に戦闘を開始する。そのほか、戦車や戦車ユニットに対する「進軍モード」や、歩兵に対する「匍匐モード」といった特殊命令もあり、状況に応じて使い分けることで、自軍の被害を減らすとともに、よりリアルな戦闘を楽しむことができる。
キャンペーンモードでは、それぞれの国に応じたミッションを続けて行える
特殊な命令には、「補給トラック」向けの「線路/飛行場を修復」といったものもある。占領した線路や飛行場などの破損を修復して、再び使えるようにする重要な命令だ。
戦車やトラックなどの車両や船舶は、乗員が操縦する必要がある(車両などから乗員を降ろす際には、あとのことも考えておく必要がある)。敵から奪取した乗員のいない車両なども、乗員を乗せれば使えるようになる。ただし、乗員はどのユニットでもよいというわけではない。車両ではクルーまたは将校、飛行機ではパイロットといった具合に、特定のユニットが必要となる。技能を持ったユニットを失わないよう注意しよう。
【Shift】キーを押しながら命令を行うことで、複数の命令を一連のアクションとして実行させる「連続命令」もある。いちいちユニットの行動が完了するのを待つことなく、複数の命令を与えることが可能だ。
用意されたゲームモードは、コンピュータを相手に戦う「シングルプレイ」と、ネットワークを介して他のプレイヤーと戦える「マルチプレイ」の2種類。「シングルプレイ」ではさらに、ミッションをクリアすることで次々と新たなミッションにチャレンジできるようになる「キャンペーン」と、独立した単独のミッションに挑む「シングルミッション」を選択できる。
キャンペーンでは、ドイツ、日本、イギリス、アメリカ、ロシアの5ヵ国の中からひとつを選び、その国に応じたミッションをプレイできる。「シングルミッション」に用意されているミッションは9種類。さらに2種類のチュートリアルが用意されている。