400種以上のキャラクタボイス、やり応えのあるミニゲーム、謎解き要素満載のイベントなど、さまざまな要素が楽しめるRPG。「FREEJIA-虚空の下で-」は、50名以上のキャラクタのボイスが収録された長編RPG「FREEJIA〜回帰の果てに〜」の外伝ストーリー。本編で活躍した聖ヘレンズ帝国の四大将軍のひとり「カイン・ヴァンス」の過去のエピソードが綴られている。
時はガイア歴1654年。ガイア世界四大大陸のひとつであるヴィッツア大陸には、モンスターが出現するようになっていた。巨大都市国家・聖ヘレンズ国の一兵士であるカインは、将軍になることを夢見て、日々の修行に明け暮れていた。ある日、「魔獣の森」でモンスターを倒していたカインは、そこで青い髪をした「アイリス」という名の少女に出会う。アイリスが、故郷の「ランス村」の住人に悪い噂を立てられて困っていると知り、カインは彼女を助けるため、行動をともにするようになる。
「ランス村」の追っ手から逃れるため、カインとアイリスはひとまずヴィッツア大陸の中央に位置する商業都市「イージス」へと向かう。イージスまでの道中、カインはなかなか事情を話そうとしないアイリスと、根気よくコミュニケーションを重ねてゆく。
イージスに到着した二人は、そこで山賊に捕らえられていた、猫のような姿をした聖魔「ルカ」を助ける。雪に覆われた村「スノースリーブス」に行かなければならないと話すルカに、カインは村まで護衛をしながら送り届ける約束をする。カインの行動に心を打たれた動物好きのアイリスは、自分の身の上や「ランス村」で起こったことを打ち明ける。
アイリスは、10年に一度生まれるといわれる伝説の卵「アリードの卵」を育てているという。聖魔か魔獣かのどちらかが生まれてくる卵で、聖魔が生まれるとその村が平和になるが、魔獣が生まれると大きな災厄がもたらされると伝えられていた。「どうしても卵を孵したい」と切望するアイリス。二人は「アリードの卵」に詳しい「カターユ博士」に会いに、「魔獣の森」の奥深くへと足を運ぶ……。
戦闘システムには、ランダムエンカウント方式が採用されている。エンカウント率が非常に高いので、所持金が足りないゲーム序盤は回復アイテムが揃えられず、かなり苦戦する。また、マップを移動するとモンスターの強さが急激に上がるため、地道にキャラクタのレベルを上げてゆかないと、パーティがすぐに全滅してしまう。
特徴的なのが「調理」と「錬金」の二つのシステムだ。「調理」は、食材を使って「料理」を作る技。ランスの村の出身で、アイリスの姉のような存在である魔術師見習い「シリア」の特技で、彼女に作ってもらうことになる。「練金」は、敵の落とす赤、青、黄の「原石」からさまざまなアイテムを作り出す技能。ランスの村の錬金術師「ダグラス」の特技だ。
料理の中には、パーティメンバー全員に効果のある回復アイテムなどもある。錬金では物理攻撃の回避率が上昇する「回避の指輪」や、炎から身を守ってダメージを軽減する「フレアマント」などのお役立ちアイテムを作ることが可能だ。