Windows XP専用の高速・最適化ユーティリティ。インストールするだけで自動的に最適化され、高速な作業環境を実現できる。「驚速 for Windows XP ダウンロード版」は、特別な設定なしにWindows XPの高速化を図れるシステム/ディスク高速化ユーティリティ。使用環境やシステムの状態に合わせて必要な設定が自動で行われ、ユーザはインストールするだけで高速化された環境を手に入れることができる。「驚速(for Windows XP)」「驚速デフラグ2」「驚速仮想メモリ」の三つのツールから構成される。
ソフトの中心となる「驚速」に含まれるのは「スタートアップ高速化」「Windows高速化」「インターネット高速化」「アプリケーション高速化」「クリーニング」の各機能。
- スタートアップ高速化:スタートアップに登録されている項目(プログラム)および「サービス」の自動起動を無効にしたり、操作していないときに起動させたりすることで、起動を高速化する
- Windows高速化:CPU性能やメモリ資源を占有している項目の設定を変更したり、重要度が低いと思われる処理を無効にしたりすることで、パフォーマンスを向上させる
- インターネット高速化:インターネットに関する設定(RWIN/MTU/TTL)を変更して、接続速度を高速化する
- アプリケーション高速化:Windows XPの起動時にスタンバイさせておくことで、アプリケーションの起動を高速化する。主要なMicrosoft製品(IE/Outlook/Outlook Express/Word/Excel/PowerPointなど)のほか、Adobe Reader/Photoshop/iTunes/Thunderbird/Firefoxなどにも対応する
- クリーニング:不要なシステムファイルや一時ファイルなどを削除する。スケジュール設定をして、定期的にクリーニングを実行することもできる
各機能ともソフトのインストール後に「高速化」を実行して、再起動することで有効となり、最適化や高速化のための作業が開始される。ユーザが設定を行う必要はない。高速化の状況は、メイン画面に表示される機能別の「ステータス」で確認できる。おすすめの設定による高速化のほか、ユーザの好みで設定を変更して高速化を図ることもできる。ウィザード形式による「カスタムナビ」が付属し、高速化の対象となっている項目の状態を確認した上で、設定を変更することが可能。例えば「Windows高速化」では、「Windowsの起動・終了(時の処理)」「システム(負荷をかける原因となる処理)」「(画面)表示」などに分類された約50項目について、個別に有効/無効を設定できるようになっている。
「驚速」では、高速化設定機能のほかにも、
- IEのお気に入りに登録されたWebページをチェックできる「お気に入りツール」
- 上り/下りの通信速度(bps)をリアルタイムで計測して表示する「通信モニタ」
- 詳細な設定により、不要なファイルやレジストリなどを削除する「高度なクリーニング」
などのツール類を利用することが可能だ。「驚速デフラグ2」は、ハードディスクのフラグメンテーション(断片化)を解消することで、アクセスの高速化を実現する機能。バックグラウンドでデフラグ処理する「自動デフラグ」や、スクリーンセーバの起動時にデフラグを有効にする「スクリーンセーバモード」を備え、ユーザの操作を妨げることなく、ディスクアクセスを高速化することができる。
「驚速仮想メモリ」は、仮想メモリの最適化処理を自動的に行うソフト。複雑なパラメータの設定も自動化され、システムやアプリケーションが利用するファイルキャッシュを調整して、メモリの空き容量を安定化させることができる。