面倒なネットワーク接続の設定を支援し、簡単に接続できるようにしてくれるソフト。ネットワーク共有資源の管理や不正アクセスの検出なども行える。「Network Magic」は、家庭内や企業内などで、複数の機器が接続されたネットワークを管理できる“インターネット接続管理ソフト”。ネットワーク上の機器の接続図を自動的に作成する「ネットワークマップ」機能を備え、ネットワークの状態を視覚的に確認することが可能。「接続する」「共有する」「保護する」といったネットワーク上の作業や問題解決は、わかりやすい「ネットワークタスク」画面から簡単に行える。
「ネットワークマップ」では、ネットワークに接続されたさまざまな機器を確認することが可能。パソコンはもちろん、ブロードバンドルータや無線LANアクセスポイント、プリンタ、NASなどのネットワーク接続型のストレージ、ネットワーク対応のメディアプレイヤーやAV機器なども表示される。ネットワークマップで各機器を選択することにより、IPアドレスやMACアドレス、(わかる場合は)機器のタイプやOSの種類などが表示される仕組み。(「Network Magic」がインストースされていれば)パソコンの場合はさらに、
- Windows Updateで最新の状態になっているかどうか
- アンチウイルスソフトが利用可能かどうか(パターンが最新かどうか)
- ファイアウォールが有効になっているかどうか
なども確認できる。ステータスが不十分な場合は警告が表示される。ネットワークおよびネットワーク上の各機器は「ネットワークタスク」で管理できる。ネットワークタスクで行えるのは、
- 接続する:ネットワークのインターネット接続、新しい機器のネットワークへの追加
- 共有する:フォルダ/プリンタ共有など
- 保護する:ワイヤレス接続状態/不正アクセスの保護稼動状態のチェック、セキュリティ警告、ネットワーク状態の履歴管理、レポート機能など
の各操作。「接続する」では、新しい機器の検索やIPアドレスのチェック、インターネット接続速度の計測などを行える。「共有する」では、ネットワーク内で公開されている共有フォルダやプリンタが一覧表示されるほか、新規に共有フォルダを作成したり、アクセス許可を変更したりといったことが可能。「保護する」では、特に注意したい無線接続のセキュリティ管理や不正アクセスのチェックを行える。そのほか、履歴機能やレポート機能もあり、「どの機器がいつから接続されているか」といった情報を確認できるようになっている。ネットワークのトラブルを解決するためのポータルサイト「Net119.jp」と連携して動作する機能もある。「Network Magic」で検出された問題点に関する詳細や対策方法が掲載されたWebページにジャンプし、問題解決のための情報を得られるようになっている。
「Network Magic」は、1ライセンスで3台までのパソコンにインストールできる。