「お気に入りロガー」は、大量の「お気に入り」ページもあとから簡単に検索できるように工夫されたソフト。タイトル、サブタイトル、コメント、キーワードといった情報を付加してURLを登録しておくことで、検索語にマッチした登録アイテムを一覧表示し、すばやく目的のサイトにアクセスできるようにしてくれる。「お気に入り」の登録は、Internet Explorerのアドレスバーアイコンのドラッグ＆ドロップなどの方法で簡単に行える。検索結果のHTML出力やURLのリンク切れチェックなどの機能もある。

「お気に入り」の登録方法は簡単。IEで閲覧中のページを追加する場合は、

• メイン画面上の「IE取得」ボタンをクリック
• IEのアドレスバーのアイコンをメイン画面にドロップ

• IEの「お気に入り」リストから「お気に入りロガー」にドロップ

登録済みサイトを検索するには、URL、タイトル、サブタイトル、コメント、キーワードのいずれかに検索語を入力して「検索」ボタンをクリックする。URLとタイトルなど、複数の検索語を入力した場合は、AND検索が行われる。また、URLは全文一致のみの検索が可能で、タイトル、サブタイトルは部分一致検索ができる。検索結果は一覧表示され、リストから選択したサイトをIEで表示させることが可能だ。

「お気に入りロガー」は、登録したWebページを一覧表示から探すのではなく、URL、タイトル、サブタイトル、コメント、キーワードのうち、好きな項目をキーにして検索できるので、膨大なWebページを登録しておいてもまったく苦にならず検索できるのがよい。

IEの「お気に入り」をまとめてインポートでき、「お気に入り」利用派から「お気に入りロガー」への移行もスムーズに行える。また、「お気に入りロガー」で作成するデータはExcelのブック（XLS）なので、移動先でも利用できる可能性が高い。

検索結果をもとにHTMLファイルを生成できるので、例えば「フレンチレストラン」などのキーワードで検索し、検索結果の一覧をHTMLファイル化して、リンクページを作成することもできる。

リンク切れチェック機能も便利だ。定期的にチェックすれば、「閉鎖されたページが登録されたまま」といった状態を防ぐことができる。

最近は魅力的な情報を提供してくれるWebページも多い。そのため「お気に入り」も肥大しがちで、目的とするページを探すのもひと苦労だ。「お気に入りロガー」でWebページを管理すれば、ページ探しの苦労は大きく軽減される。「お気に入り」が肥大しているすべてのユーザにお勧めしたい。

開発終了後にお気に入りを整理してしばらく経つと、どれがどのサイトだったのか見当がつかず、全部アクセスしてみて、はじめて目当てのものを保存していないことに気づかされることもたびたびでした。そんな状況で、「自分の好きなキーワードでURLを管理できないか」という発想になり、開発のきっかけになりました。

開発中に苦労した点
Excelにデータを渡すのにADOを使用しているのですが、開発途中で「1セルには255バイトまでしか取り扱えない」ことに気づいたことでしょうか。データを分割して格納し、合体して読み込むように変更するのに、だいぶ苦労しました。

ユーザにお勧めする使い方
URLの検索については完全一致です。他の項目については特別な処理をしていませんが、登録時にスペース（半角でも全角でも可）で区切っておけば、部分一致で複数キーに対応しています。検索時にも複数のキーをスペース区切りで指定することで、AND条件で検索を行えます。

キーワードの入力が面倒だという方は、とりあえずタイトルをコピーしてスペース区切りで入力しておくと便利だと思います。

今後のバージョンアップ予定
希望的な予定ですが、お気に入りの階層構造を取得して、ツリービューで表示できるようにできればよいなと思っています。いつのことになりますやら。

今後とも、お気に入りロガーをよろしくお願いいたします。