新機能「ホームページ・ビルダー・クイック」の搭載で、さらに手軽にサイトを作れるようになった“定番”ホームページ/blog作成ソフトの新バージョン。「ホームページ・ビルダー」は、文字や画像の配置などを“できあがりイメージ”そのままで編集できるWYSIWYG型のホームページ作成ソフト。パソコン向けサイトだけでなく、携帯向けサイトやblogを作成したり、投稿したりすることも可能。新バージョン「12」では、「目次」をベースにサイトを作ってゆける「ホームページ・ビルダー・クイック」や、ホームページの親切度を判定してくれる「アクセシビリティ・メータ」などが追加された。
Webページの作成・編集は、それぞれメイン画面の構成が異なる三つの編集スタイルで行える。
- よく使う機能を中心にまとめた初心者向け「かんたん」
- メニューバーのカスタマイズやソースの直接編集もできる一般向け「スタンダード」
- ソース画面が広く、直接編集に適した上級者向け「エディターズ」
編集モードには、ワープロ的な「標準モード」と作図ソフト的な「どこでも配置モード」があり、ユーザに最も適した方法でWebページを作れるようになっている。利用できるテンプレートや部品、イラストなどの素材は豊富。さらに、作成したサイトをサーバにアップロードするためのFTP、画像作成、アニメーションGIF作成、CSS編集、ビデオ編集などの機能も搭載。ホームページに関するすべての作業を「ホームページ・ビルダー」一本で行える。
新機能「ホームページ・ビルダー・クイック」は、サイト全体を「目次」で管理しながら作成できるようにしてくれるもの(「ホームページ・ビルダー」の一機能だが、単独で起動する必要がある)。左ペインの「目次ビュー」に目次を追加するだけで、面倒なリンク設定をすることなく、Webページを次々と作成できる。サイトの作成やサンプルテンプレートの選択などでは、必要なときに自動的にダイアログが表示される仕組み。基本的なデザインが決まれば、あとは「目次」を追加して、Webページの内容を編集してゆけばよい。ツールボタンも作業順に整理され、Webページ作成の知識があまりない人でも、簡単にサイトを構築することが可能だ。
高齢者や障碍者などを含めた「すべての人が利用しやすい」Webページになっているかどうかをチェックできる「アクセシビリティ・メータ」も新たに追加された機能。Webページを解析し、「利用しやすさ」の度合いを三段階で判定してくれる。星ひとつの「要修正」では、チェック画面で修正個所を確認することもできる。
そのほかにも、
- 簡単にアフィリエイトを挿入できる「アフィリエイト・ビュー」
- ユーザ専用のホームページ公開用サーバの提供
- ODFファイルの挿入やODFファイルからのホームページ作成
などが新機能として追加された。