「Internet Radio Player」は、デスクトップに小さな時計を表示するだけのインターネットラジオプレイヤー（時計は非表示にすることも可能）。Windows Media Playerを起動させることなく、インターネットラジオを聴取することが可能。あらかじめ8局の放送局が登録済みで、すぐにインターネットラジオを楽しめる。登録されたインターネットラジオ放送局は、

• OTTAVA（TBSラジオ）
• Classic fm
• Suono Dolce（スォーノ・ドルチェ）（ニッポン放送）
• Brandnew-J（J-WAVE）
• MAGIC 702（TOKYO FM）
• UNIQue!（文化放送）
• A＆G（文化放送）
• ラジオNIKKEI

時計の右側に表示される青い「Now On Air」というアイコンにマウスポインタを置くことで、各放送局の「Now On Air情報」(現在流れている曲に関する情報)を見ることもできる。「Now On Air情報を常に表示」を設定すれば、青いアイコンが消え、代わりに（時計の下に）常時Now On Air情報が表示される。

流れている曲が気に入ったら、コンテキストメニューなどから「Check It!」を選び、現在のNow On Air情報をブックマークしておけばよい。あとで、過去にブックマークした情報を一覧したり、その情報をもとにAmazonで楽曲を検索したりすることができる。ブックマークせずに、いま流れている曲をAmazonで検索することも可能だ。

そのほか、現在再生している局のホームページを表示させることもできる。流れている楽曲のさらに詳しい情報や、放送スケジュールなどを確認したいときに便利だ。

ボリュームのコントロール機能はないが、これについてはWindoows標準の機能や専用の常駐ソフトなどを使えば問題ない。なお、音声を再生したくないときに「停止」させる機能は用意されている。

もともと“コンパクトなデジタル時計しか表示しない”“常駐させても邪魔にならない”設計だが、ウィンドウを最小化することで、さらにその時計すら表示させないことも可能。その場合でも、タスクトレイアイコンを右クリックすることで、すべての操作を行える。

主だった操作は、わざわざメニューを使うまでもなく、ホットキーによって手軽に行うことができる、とことんコンパクトで邪魔にならない、使いやすいインターネットラジオプレイヤーだ。

ただ、私がよく聴いているクラシックのOTTAVAをはじめ、ほとんどの局が、

アドレス入力（ブックマーク）→ホームページ→Webプレイヤー

ということで、画面の占有をできるだけ小さくしながらも、いま放送されている楽曲の情報を表示するプレイヤーがあったら意外と便利なのではないかと思って作ってみました。

開発中に苦労した点
各局の楽曲情報の表示の仕方が全然違うので、その情報を加工してすべて同じ見せ方にすることが面倒でした。いろいろ頑張ったけど、32ビットカラーで透過処理ができないのが悔しいです。

ユーザにお勧めする使い方
キーの割り込み処理が嫌でなければ、ホットキーを有効にすることをお勧めします。ホットキーを有効にすると、【Ctrl】＋【Shift】＋【F1】〜【F11】でチャンネル選択ができるので、チャンネルの切り替えが楽になるほか、再生や停止、楽曲をブックマークするなど、機能のほとんどを使用できます。画面表示が必要なければ、最小化するとメモリ使用量が結構減ります。

今後のバージョンアップ予定
思いつきで「こんな機能があるといいかな」と思ったら付け足したり、細かいバグを潰したり。取り急ぎ安定して使えそうになったら、バージョンを1.0にしようと思います。